●著者/鳥居なごむ

皆様、赤縁眼鏡の購入は済まされましたか?
すいません、間違えました。素敵なCMを楽しんで頂けましたか?
私はテレビを二十一型から三十二型に買い換えて待機していました。
さて、この物語は「こんなとき眼鏡があれば――そう思ったこと一度や二度じゃありませんよね?」という後輩の発言をきっかけに生まれました。
つまり要約すると「誰かが困っているとき、そっと眼鏡を差し伸べられる存在でありたい」という想いの詰め合わせです。
登場人物それぞれの関係性とご一緒にお楽しみくださいませ。