パース

アニメーター科講師の秋竹です。

本年度の授業ではパースについての授業を行い、今現在は
レイアウトを描くといった課題に取り組んでもらっています。

パースは、平面の紙の上に立体的な空間を描くための基本的な
技法ですが、慣れるまでは理解が難しいものです。
さらにレイアウトを描くとなると、パースは描けるのが前提になるので いち早く理解しておかないと、先に進めなくなってしまいます。

もちろん直ぐに習得できるほど簡単ではないので、足りないものを日々 補いつつ、塾生には取り組んでもらっています。

ひとつずつ身に着け、描きたいイメージを実現できるよう
成長していってもらえればと思います。

【塾生】前期を振り返っての感想、後期にむけての意気込み

【アニメーター科 第28期後期生】
『1年間はあっという間に過ぎるので、やれることは限られています。』という講師のお言葉を今、自分は肌で感じています。 入塾して3ヶ月ほどは何をするでも想像以上に出来ないことへの壁にぶつかる日々で、不安もありました。見失って空回りすることも多かったです。

それでも1日1日、考えながら描くを繰り返し、継続すること4ヶ月目にして ようやく小さいながらも色々な面で自身の成長を実感することができました。

また、以前よりのびのびと楽しみながら絵が描けているような気もします。
『継続は力なり』という言葉を身を以て知る半年でした。

ですが、プロとして立つ為には自身にはまだまだ多くの課題があります。それを一つ一つこなしながら、残り半年も必要な力を積み上げていきたいです。
後期に入れば集大成ともいえる卒業制作もあり、卒業まで秒読みとなります。 気持ちを切らすことなく、悔いの残らない1年間にします。

【美術・背景科 第28期後期生】
前期では自分の描く絵がどの位のレベルで、どれくらいの実力なのかを 身をもって知る事が出来ました。入塾当初に比べると描く力は付きましたが、 プロになるためにはまだまだ全く力が足りていないので、後期では今まで以上に精進して頑張っていきます。

動画の授業

はじめまして。アニメーター科講師の黒田です。
動画の授業を担当しています。

動画の最初の課題に「クリンナップ」というものがあります。
動画は均一な線で原画を整えるこの「クリンナップ」という作業がとても重要になってきます。
慣れないうちは、どうしても、均一な線に気を取られて、ぎこちなく、只なぞっただけの仕上がりになってしまいます。
そこに自分の意志を乗せて生き生きとした絵を完成させるには、とにかくなぞるのではなく、自分の絵であるという感覚をもって慣れるまでひたすら数をこなすことが大事です。
それが出来てようやく原画と原画の間の芝居を作る「中割」に進むことができます。
入塾から約半年、1つ1つ課題を積み重ねて3月から中割の応用である「振り向き」の課題に入っています。自分自身の画力も今まで以上に大いに試される課題です。これまで授業でやってきたことの集大成のつもりで一つの芝居を完成させてもらいたいです。

中割り

アニメーター科講師の樫原教子です。

動画の授業では「手を上げる」課題をしています。

中割りで大事なのは演技や動きの完成形をイメージし、自然な流れになる作画ができるかです。

中割りを入れる枚数、どのタイミングで絵を入れるのか、均等に割るのか、原画に寄せて詰めるのか、のこし、かえし、を入れることによって印象が変わります。

観察が必要な時は鏡で見た手をクロッキーしてもらいます。

よりなめらかな動きになるよう中割りを考えるのは楽しいですし、 思った通りの動きが作れた時はとても気持ちが良いものです。

完成した動画を手でパラパラしたり、クイックチェッカーに入れて見る時は胸が躍る瞬間です。

塾生にも中割りの奥深さや面白さを感じてもらい、魅力あふれる作画をしてもらえるよう精一杯伝えていきたいです。

【塾生】課題から自分の成長を感じたこと

【アニメーター科 第28期後期生】
成長が実感として持てたのは、以前の自分が何ができていなかったのか目に見えて分かった時でした。
同じ課題を日を跨いで描き上げた時、明らかにアニメーションに近づけたという感触を持ちました。かかった時間を考えれば、まだまだ本当に小さな一歩ですが、その感覚を忘れず日々描くこと、考えることを諦めず続けたいです。

【美術・背景科 第28期後期生】
純粋に、描く力が成長したと感じています。
パースの正しい取り方やアイレベルの正しい使い方、線の引き方、今までの自分が勘違いして描いていた部分を修正して、前よりも一段と絵が描き進めやすくなりました。
完成した絵を講師に見て頂くと自分の眼では気付けなかった絵の狂いを瞬時に見つけて下さるので、ブラッシュアップの速度が速い気がします。

心理的な成長を言うと、絵に対する心構えが大きく変わりました。 今までみたいに自分の好きな絵をなんとなくお絵描きしているだけ、ではいけません。プロとして働く力をつける為にしっかりとしたリアリティのある絵を描けるようにならねばいけないんだという気持ちが生まれました。

より良い作品を作るにあたり、筆を運ぶ全ての動作に”責任をのせる覚悟”を持って絵を描いていきます。