中割り

アニメーター科講師の樫原教子です。

動画の授業では「手を上げる」課題をしています。

中割りで大事なのは演技や動きの完成形をイメージし、自然な流れになる作画ができるかです。

中割りを入れる枚数、どのタイミングで絵を入れるのか、均等に割るのか、原画に寄せて詰めるのか、のこし、かえし、を入れることによって印象が変わります。

観察が必要な時は鏡で見た手をクロッキーしてもらいます。

よりなめらかな動きになるよう中割りを考えるのは楽しいですし、 思った通りの動きが作れた時はとても気持ちが良いものです。

完成した動画を手でパラパラしたり、クイックチェッカーに入れて見る時は胸が躍る瞬間です。

塾生にも中割りの奥深さや面白さを感じてもらい、魅力あふれる作画をしてもらえるよう精一杯伝えていきたいです。

【塾生】課題から自分の成長を感じたこと

【アニメーター科 第28期後期生】
成長が実感として持てたのは、以前の自分が何ができていなかったのか目に見えて分かった時でした。
同じ課題を日を跨いで描き上げた時、明らかにアニメーションに近づけたという感触を持ちました。かかった時間を考えれば、まだまだ本当に小さな一歩ですが、その感覚を忘れず日々描くこと、考えることを諦めず続けたいです。

【美術・背景科 第28期後期生】
純粋に、描く力が成長したと感じています。
パースの正しい取り方やアイレベルの正しい使い方、線の引き方、今までの自分が勘違いして描いていた部分を修正して、前よりも一段と絵が描き進めやすくなりました。
完成した絵を講師に見て頂くと自分の眼では気付けなかった絵の狂いを瞬時に見つけて下さるので、ブラッシュアップの速度が速い気がします。

心理的な成長を言うと、絵に対する心構えが大きく変わりました。 今までみたいに自分の好きな絵をなんとなくお絵描きしているだけ、ではいけません。プロとして働く力をつける為にしっかりとしたリアリティのある絵を描けるようにならねばいけないんだという気持ちが生まれました。

より良い作品を作るにあたり、筆を運ぶ全ての動作に”責任をのせる覚悟”を持って絵を描いていきます。

アニメーション美術背景について

美術・背景科講師の笠井です。
今回からプロ養成塾のブログに参加させていただきます。
美術・背景科では、「初夏の里山」を描く授業を行っています。初夏は、5月初旬から6月初旬。

夏ではないけれども、夏の始まりを感じられる季節です。
里山は、人間の影響を受けた生態系が存在する山。
畑や田んぼや民家の人の生活の気配がありそうな場所です。

初夏に生えていそうな花、木々の色、草の生え具合、空の感じなど

そこに何があるのかを調べイメージをより強くすることで、違和感のない自然な背景絵が生まれます。

季節の変化、時間帯の変化、空の違いは、普段の生活でも体感し覚えておくことが大切です。

身近にも絵の材料がある事を塾生に伝えて学んでいっていただきたいと考えています。