レイアウトを描く

アニメーター科講師の池田です。
先日から、レイアウトを起こしそこから原画を作成する授業が続いています。
絵コンテ、キャラ設定、美術設定、小物資料を基に求められた画面作りをしていきますが、気を配らなくてはならないポイントがたくさんあります。
絵コンテでそのカットがどういった意図のもとに描かれているのか、見た人にどのような印象を持たせたいのか読み取り、それを絵に反映させないといけません。
目線の高さをどこに置くか、カットの主題になるものの大きさや余白など、絵コンテでは指示されていないちょっとしたことでも印象はがらりと変わります。

また、その後原画を描くとなるとキャラクターが動くことも考慮しなくてはなりません。
キャラが移動することで画面への収まり方が変わります。キャラが動く「空間」を作らなくてはならないのですが、1枚絵のつもりで画面を作ると、キャラが動き出した途端破たんしてしまう場合もあります。
キャラ以外の物、たとえば机・椅子・ドア・小物などとの対比も要注意です。
こういった身近にあるありふれたものは、日常生活の中で得られた感覚と照らし合わせて描いていきます。

ただ、課題に取り組んでいると絵的に正確なものを描こうと必死になりがちですが、肝心なのはどう見せたいか、演技をさせたいかで、そこが動きの魅力につながります。
自分の「こう描きたい!」という気持ちをどんどん課題に注ぎ込んでいただけたらと思います。

【塾生】プロ養成塾での目標

【京都アニメーション アニメーター科 第29期後期生】

憧れのスタッフの皆さんに指導して頂けるという環境に、最初は夢のような気分でいました。しかしこのプロ養成塾の生徒になった以上は、その憧れの人達と同じ土俵に立った気分で、プロ意識に近いものを既に持って何事にも取り組まなくてはいけないと気付きました。
これからたくさんの課題に取り組んで行きますが、それら全て及第点で満足することなく、さらに先を目指して全力で挑んでいきたいと思います。

ですが現時点では自分自身が満足できるものを表現することができず、悔しい思いをすることがほとんどです。
高い志を持っていても、それに対応できる基礎画力が無ければ夢に近づけないという事を改めて実感することが多くなりました。

なのでこれからの日々は、「常に志を高く持ち、それについて来れるような画力を手にする。」を目標に、卒業した時に今を振り返って後悔をしないような努力を積み重ねていきたいです。

【塾生】プロ養成塾での目標

【京都アニメーション アニメーター科 第29期後期生】

プロ養成塾のように知識や技術を享受できる環境においては「教え」と教えに対する「到達度」が存在すると思います。先生方の教えが10だとすると、それに対して自分が吸収し形にできたものの到達度は2とか3だったり…上手くいくと7とか8だったりします。この到達度をあげていくことが学ぶ上で重要なことだと思います。

またプロ養成塾の場合、先生方は私たちが提出する制作物をみて一人一人にその時必要な教えを的確にくださります。与えられた課題に対し自分の目一杯をぶつければ、その分多くの教えを返してもらえるのです。

だからこそ私はプロ養成塾において、到達度のレベルを上げていくこと、そして先生から10以上の教えを引き出すことを目標にしたいと考えています。

教わったことをより確実に吸収し、あわよくばより踏み込んだ教えを得ることで一歩を少しでも大きく、着実に踏み出して成長していきたいのです。そうすることでこの一年間を今までの人生で一番前進した一年にしたいです。

イメージして描くこと

アニメーター科講師の浦田です。
今月から後期生の新しい仲間が加わって賑やかに授業を進めています。

クロッキーを見ていると、塾生の皆さん絵が上手です。アニメーションの世界を目指して日々絵の鍛錬をしているのが分かります。
それでも授業でキャラクターを動したり絵コンテからレイアウトの絵を描こうとすると、思うように描けなくなってしまう事があります。
クロッキーはモチーフが目の前に立っているので描けるのですが、キャラの動きやレイアウトの場面は、モチーフが目の前に存在しないので頭の中に自分でイメージ出来ないと描けないのです。

僕は絵を一生懸命練習するのと同じくらい、イメージ力を育てることが大事だと思います。
だから塾生には良い映画や映像をたくさん鑑賞して欲しいです。若いころに感動したした作品のイメージはずっと頭に残るものです。きっとアニメーションを作る時に力になると思います。

【塾生】前期をふりかえって 後期の目標

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第29期前期生】

前期が終わる頃、各生徒に面談の機会が設けられました。

そこで講師の方におっしゃっていただけたのは

「入学した頃より楽しそうだね」

ということでした。

私は塾で過ごした半年が、もの凄く楽しかったです。

それぞれに目標を掲げ、それらを認め合い、共に進む仲間がいて、そして、そんな私達を応援してくださる講師の方がいらっしゃいます。

贅沢で恵まれた環境に、自分はいるんだと毎日思いました。

ですが、今私達はいくらプロになる為に学んでいるといえど、塾生は塾生です。

各講義によって毎週課題が提供される上、失敗が許されます。

足が短い絵を描いても、パースが歪んだ絵を描いても、時間が押しても皆に迷惑がかかることはありません。

つまり、自分の仕事に責任が生じない今の環境が楽しいのは当たり前のことなのです。

問題は、自発的に課題を突破していく、時間には必ず間に合わせる、自己管理をする等、チームの一員でいる為の努力をコンスタントに続ける能力が 必要になってくることだと思います。特に、課題を見つけ突破し続けていくことの難しさは、今までの経験から身に染みて理解しているつもりです。まず芯の通った将来像を持っていないと、なし得ないことだと思っています。

そこで残された半期、卒塾後自分はどうなりたいか、その為には何ができるか、何をすべきか。自分なりの答えをより一層固めていきたいと思います。