Story
ありとあらゆる生き物が暮らしていた頃、
森で一人の子どもが生まれました。
青い瞳をもつその子どもは、ラズリといいました。
ラズリは母の歌が大好きな心優しい子どもでした。
12歳になったラズリは、
自分が母の本当の子どもでは
ないことを知り、家を飛び出します。
悲しみに暮れていると、
教会でエデンという少年に出会いました。
同じ年頃の、美しい金髪の少年でした。
エデンは、ラズリが持っている
“青い木の実”のことを知っていました。
その木の実は、ラズリが母にもらった宝物でした。
そして二人は“青い木の実”がなる場所を
目指して旅をはじめます。