“命を吹き込む”技術を学ぶ

アニメーター科

人物・動物・ロボットなどキャラクターを一枚一枚描き、
映画でいうところの「役者」を描く技術を習得する学科です。
絵を描く基本的な部分から、
難しいキャラクター演技まで学びます。

課題ピックアップ

作画

アニメーションの動きの基本となる原画・動画の技術や知識を学びます。
【原画】「鍵」となる動きを作る
【動画】動きを完成させる

デッサン

基礎画力の向上に加え、観察する力も養います。

背景講座

作画では扱うことのない絵の具を用いて、色の分野を背景の目線から学びます。
作画の授業だけでは得られない感性を身に付けます。

卒業制作

学んだことの集大成として、短編のアニメーション作品をコンテから自身で制作します。

開講日時

卒業制作

アニメーター科 30期生

アニメーター科 30期生

アニメーター科 29期後期生

アニメーター科 29期前期生

アニメーター科 29期前期生

活躍する卒業生

岡村公平

主な参加作品

『劇場版 Free!-the Final Stroke-』キャラクター設定・総作画監督/『ツルネ -つながりの一射-』作画監督

1.現在のお仕事

作画監督、原画、版権、プロ養成塾の講師などいろいろな仕事をしています。
どれも日々研究と努力が求められる難しい仕事ですが、それ以上にやりがいを感じる仕事だと思っています。

2.塾で学んだことや思い出など

塾ではアニメーションの基礎知識から応用までを教わり、卒業制作を通してスケジュールの考え方や、質とスピードの重要性を学びました。
また“観察”と“理解”の重要性も身を持って実感しました。その経験が今の自分を作っていると思います。

3.入塾を考えている方へのメッセージ

講師はいろいろな知識や技術を教えてくれますが、成長できるかどうかは全て自分次第です。
課題で得られるものはほんのわずかで、そこから先に踏み込んだところにアニメーションの良さ、奥深さ、面白さが見えてきます。
本気でアニメーターを目指したいのなら、その一歩を踏み出してみると良いと思います。

卒業生の声

第30期生《 2022年3月卒業 》

1.プロ養成塾で学んだ感想

一年という短い期間でも、絵を動かすことや作品制作への理解を深めることができる場だと感じました。
アニメーションには正解と言える明確な答えがないので、向き合えば向き合うほどに見える世界が広がります。
プロ養成塾では「成長し続ける楽しさ」を感じることができました。
その楽しさは、仕事としてアニメーション制作と向き合っていく中でもとても大切なものだと思います。

2.仕事への意気込み

日々成長し続けることを心がけ、より良い作品を作っていきたいです。
映像作品を作る喜びと楽しさを忘れずに、目標に向かって進み続けます。

第29期後期生《 2021年9月卒業 》

1.プロ養成塾で学んだ感想

プロ養成塾で学ぶ日々は私にとってとても楽しいものでした。決して遊びに行くところではないのですが、塾へ向かう足取りはいつも軽かったのを覚えています。
ここでは私の人生分ほどのキャリアを持つベテランアニメーターの方々が講師をしてくださいました。そんな方たちが、私の描いたアニメーションに興味を持って手元をのぞき込んでくれたり、どうすればもっと良いものにできるかを一緒になって考えてくれたことがとても嬉しかったです。
またアニメーションを追究する講師の方たちの姿を見て、私も好きなだけでなく「アニメーションに真剣でありたい」と思うようになりました。
楽しみながら、でも真剣にアニメーションに向き合った一年は今の私の支えになっています。

2.仕事への意気込み

私は現在、原画の仕事に携わっています。
仕事を進める中では、塾生の頃に教わったことをよく思い出します。「あの時、講師の方に教わったことはこういうことだったのか」と答え合わせをしている気分です。
塾で過ごす毎日も発見と成長の連続でしたが、学んだことは後々にも芽吹き続けているのです。そういったその場限りでない学びを得ていたのだと今になって思います。
これからも学んだこと、言われたことを反芻し、何度でも咀嚼し直すことで、塾で得た学びを最大限仕事に活かしたいと考えています。
そして講師の方々がそうであったように、私が真剣であることが誰かを触発できるくらい、私もアニメーションに、仕事に、一生懸命でありたいと思っています。