STORY
たまには遠回りも必要なんです
共和国首都「星の街」出身の少年・リクは、姉を自称する少女・フィーレと共に復讐の旅路を進んでいたが、思わぬ事故により、停滞を余儀なくされる。
予期せぬ足止めを食らう中、近くの農村「ヨルンヘイム」に住む少女・カリナと出会い、村への滞在を提案される。
先を急ぎたいリクだったが、フィーレとカリナによって片田舎での生活を強いられることに。
ゆっくりと進む時間の中、リクは「見落としていたもの」に触れていく。
——そして、機を見計らったかのように現れる過酷な現実を前にした時、リクは。
復讐がすべてだった。
それだけが自分に赦された道、
幸福へとつながる道のはずだった。
己に課した生きる意味と、
失いたくない大切な人。
どちらを取るべきか。
僕は、それすらも分からない。
CHARACTER
KEYWORD
つきもの
一部の人間の身体に突如として現れる結晶のような物体。半世紀ほど前から確認され始めたが発症原因など詳しいことはわかっていない。
HL
乾電池サイズの半永久エネルギー源。都市の電力供給からキッチンタイマーまで幅広く活用されている。この在り方を巡り、世界で戦争が起きている。
無燈石(むとうせき)
あちこちに不規則に置かれた人間サイズの石。石自体が光る性質を持つが、その輝度もパターンもばらばらで外灯や資源としては役に立たない。
スレイブニール
共和国が開発したHLを動力源とする人型軍事兵器。第三世代型まで実際に軍事運用されている。第三世代型の通称は「ムヒト」。
星の街
共和国の首都。共和国内すべての技術・情報が集まっており、街内は昼夜関係なく明かりが灯されている。常に星が輝いているように見える様子から「星の街」と呼ばれている。
ヨルンヘイム
共和国内にある農村。他の村へは列車か船でしか行き来することができない辺鄙な場所にあるため外部から入ってくる情報も限られている。
村人たちは「ヤグディンの鯨星」の伝説を信じており、『鯨』が自分たちを救済してくれると思っている。
BOOK
オーロラとサーモン
- 著者 | 結城弘
- イラスト | くっか
- 発売日 | 2026年6月26日(金)
- 価格 | 946円(税込)
- ISBN | 978-4-910052-69-4