アニメーター科講師の黒田です。

現在、29期後期生の卒業制作が佳境を迎えています。

まさに今まで学んできたことの集大成!
シナリオから動画まで、短編ではあるものの
全て自分の力で〝アニメーション″を創り上げる作業です。

これが楽しく、やりがいのある作業なのですが、同時にスケジュール管理も自分でしっかり行わねばならず、人によってはプレッシャーに感じてしまう人もいたりします。

しかし「そのプレッシャーも楽しみの一つ!」の意気込みで取り組んでこそです。

入塾から今まで、初めてのことだらけで大変なこともあったでしょうが、新たな気付きも多くあり、確実に力になっているはずです。
是非それを自信に変え、残された時間で存分に力を発揮していってほしいと思い ます!

2021.06.11

早いもので

アニメーター科、塾講師の宮城です。

早いもので、4月から2ヶ月が経ちました。
塾生のブログにもありましたが、時間が経つのが早いと感じるのは講師も同じです。
だからこそ授業という限られた時間を、いかに内容の濃いものにするか日々考え授業に向かっております。

早いと言えば、29期前期生の卒業制作が始まりました。

卒業制作は一本のオリジナルアニメーションを作ります。

作品内容は自分で決め、スケジュール管理等も塾生自身がします。もちろん講師は制作状況を見守りつつ、作品作りを通してアドバイスを行っていきます。

ぜひ、この塾で得たことや、人生で培ってきた物全てを出し切って、作品を作ってほしいです。後に振り返った時にも大切に思える作品を!

どんな作品に出会えるのか、私も本当に楽しみです。

2021.04.02

一年間

アニメーター科 動画講師の樫原です。

先月卒塾式がおこなわれ、入塾してから一年は本当にあっという間に過ぎるなと感じています。

卒塾式の中で塾生から最後の挨拶があるのですが、その言葉はいつも私の心に響いて一年間の出来事を思い起こします。

日々の授業、試行錯誤する姿、その中で生まれる対話、一年の集大成である卒業制作の個性豊かな作品。

塾生の思いや考えがこちらに伝わり、ひとりひとりの成長に込み上げるものがあります。

私からもまだまだ伝えたいことがありますので、今年四月から入塾する塾生が充実した一年になるよう出来る限り支えていこうと気持ちを強く抱いています。

2021.03.26

鉛筆デッサン

こんにちは。
「原画」に関する授業を担当させてもらっています。アニメーター科講師の太田 です。

アニメーターの練習法の一つに「鉛筆デッサン」があります。皆さんも学校で美術教室に飾ってあるものを見たり、授業等で描いたことがあるといった人もいるかと思います。

鉛筆デッサンをすることで鍛えられるのは「見る力」です。自分が見ているものをそのまま紙に鉛筆で描き起こす。単純ですが、この動作の反復が「見る力」を養います。

アニメーターはもちろん、絵を仕事にする人にとって「見る力」はとても重要であり、まずは何よりこの力を鍛えなくてはなりません。「見る力」がしっかりしていれば、絵の中の違和感を正せますし、どうやればカッコイイ絵を描けるかが理解できるようになってきます。プロ養成塾でも入塾から卒塾まで、一年を通して鉛筆デッサンの講義は行われます。デッサンすることはそれほど重要なのです。

一年間、鉛筆デッサンを続けた塾生たちの絵は目に見えて良くなっています。鉛筆デッサンで養った「見る力」で、今後塾生たちがどのような絵を描いてゆくのか。とても楽しみです。

「原画」主に「動き」に関する授業を担当させてもらっています。アニメーター科講師の山村です。

講師を担当させてもらい早一年。
塾生の皆さんの卒業制作にて締めくくりとなります。
一からアニメ制作を学び、取り組んできた塾生の皆さん。
教える立場として間近で見てきた私としては
とても感慨深いものがあります。

振り返ってみると教えている時に
ある言葉を何度も言っていたような事を思い出しました。

それは「まずは形にしてみましょう」という言葉です。

最初に何かを表現する時に「悩んで」
結局形にならないまま終わるという事は多々あります。
悩むのはとても大事な事ですが、形にならないままだと
何も得るモノはありません。

一つ一つの課題を乗り越え「形」になったからこそ、
自分がわかってきます。
小さな一歩は大きな一歩に繋がります。
そしてどんどん道が広がります。

卒業制作という「形」が塾生の皆さんの「大切な経験」となり
新たな自分と向き合う鍵になることを願っています。