2025.11.28
私の今の課題は立体感です。立体感に悩まされています。
紙という二次元の平面上に三次元の空間を表現することはとても難しく、ただそこがアニメーションの醍醐味でもあるため、毎日頭を抱えながら格闘しています。
普段のクロッキーの授業でも、気を抜くと形を線だけで追ってしまい立体感が失われてしまうことがあります。家でのクロッキーは本や液晶といった平面に映る人物を見て描くことになるため、より一層頭の中で形を理解しなければ立体感のない絵になってしまいます。
パースに乗っているかどうか、アイレベルに対しての見え方、回り込みや前後感、線質、画力…。立体感を出すために必要な要素を挙げればきりがありません。そして、そのどれもが大切だと痛感します。先日、立体感を意識しながら自分の好きな作品を見返したのですが、あまりに自然に、かつ連続で違和感の無い空間が成立していて感動しました。
これから卒業制作に入りますが、影をつけないため線でどこまで立体感を出せるかに注力する必要があります。キャラクターが“生きる”ための空間を表現するため、多くのことに意識を割きながら制作を進めていきたいです。



