【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

プロ養成塾に入塾して一年、想像以上にたくさんのことを学ぶことができました。好きなことに真剣に取り組んだこの期間は大変だと感じる事もありましたが、今までで一番幸福と喜びで満ちていました。
去年入塾した時はアニメーション制作の知識や技術もなく、学ぶ全てが新たな発見でした。
動画や作画作業をするのも塾の課題が初めてでしたが、一年たった今は卒業制作で一つの作品を作ることに挑戦できる程アニメーション制作作業について学ぶことができました。
入塾当初の課題を振り返ってみて成長を感じます。

塾での課題にはそれぞれ目的があり、一つ一つ取り組む際に新たな発見がありました。
特に印象に残っているのは絵コンテの授業です。入塾前は絵コンテを読んだことがなく、初めてコンテをしっかり読みました。課題では実際にシナリオからコンテを描き起こす作業に取り組みましたが、想像以上に考えることが沢山ありました。完成した映像の流れを形にする難しさを実感しました。一人で学べる事には限度がありますが、塾ではプロの方々が自分では気づかない様々な視点でアドバイスをしてくれます。

一年という短い期間でもアニメーション作りの理解を深め、技術を身につけられたと感じます。アニメーション制作に携わりたいという目標を達成するために必要な経験と技術の多くをこの一年で得ることができました。プロ養成塾で学んだことは今後の目標達成のスタートラインに立つための第一歩だと思います。この経験を活かしこれからも絵を描く事とアニメ作りに向き合って楽しみながら成長していきたいです。