卒業制作も中盤を越え、私は現在『原画』の作業に取り組んでいます。

制作を進める上で特に難しいと感じる部分は『終わりの見極め』です。
期間が決まっている中で良い作品を作るためにはどうしてもすべてに時間をかけるわけにはいきません。
しかし、カットごとに作業を進めているとそのカット内で演技を成立させることに意識がむいていき、力を入れる場所があやふやになっていることを感じます。
また、見直しをしていると『さらに手を加えればもっとよくできる気がするのにここで終わって良いのか』という迷いも生まれます。
『目の前のカットだけでなく全体を通して作品としての完成度を考えなければならない』というのは、今まで取り組んできた課題との違いを一番感じる部分であり、改めてアニメーションの難しさを感じています。
同時に、自分のなかで描いた通りキャラクターに演技をさせられた時は自分の考えたキャラクターが『生きている』と感じる不思議な感覚があり、そのたびにアニメーションの楽しさを噛み締めています。

卒業制作も残り1カ月ほど。目の前のキャラクターに向き合いながら自分の思い描く作品を完成させられるよう、全力で頑張っていきたいと思います。