2025.12.26
卒業制作に取り掛かり、現在私はレイアウト作業を進めています。
作品を制作するにあたって、今直面している課題は、完成させる画面の決め方の難しさと、計画性の重要さです。
絵コンテで出したアイデアをもとに、レイアウトで実際の画面を完成させようとすると、想像していた以上に多くの画面設計が必要になることを実感しました。紙のサイズの指定や、タイムシートでのカメラワークの指示など、細かく計算しながら進めなければならず、一つひとつ綿密に考えていきます。そして、完成したカットは撮影の方に担当していただくため、自己流の誤った指示を書くことはできません。仕事をしていく上で、ルールに沿った正確な指示を出すことの大切さを改めて感じています。
考えることが非常に多く、頭を使う大変な作業なのですが、その分、映像制作の難しさと面白さを両方感じれる工程だなと感じました。
作業自体は、1カットずつ仕上げていくのですが、制作の際に各カットを単体だけで見てしまうと、他のカットと繋げたときに違和感が生じたり、伝えたいことがうまく伝わらない映像になってしまうことがあります。そうならないよう、カットごとの繋がりや役割を意識し、常に作品全体や、シーンの流れを考えながら取り組むことが大切だと感じています。この点が、現在特に難しいと感じている部分です。
これからも全体を意識することを忘れず、一つひとつのカットを丁寧に作りながら、卒業制作に取り組んでいきたいと思います。



