【京都アニメーション アニメーター科 第31期生】

現在「立ち上がる」という課題に取り組んでいます。自然な立ち上がり方とはどういうものなのか、人間が楽に感じる立ち上がり方とはどういうものなのか、資料を見たり実際に動いたりして、探りながら取り組んでいます。

この課題に限ったことではありませんが、動きの軌道にばかり意識を向けてしまい、スピード感やコマ打ちのことが頭からぬけ、絵も動きも硬くなってしまうことがあります。

アニメーションであることを忘れず、柔軟に楽しんで取り組まなければ、描いたものにも硬さが出てしまうことを実感しました。また、キャラクターを演じることの難しさを強く感じています。

イメージの乏しさや画力の不足など、自分の力不足に凹むこともよくありますが、今はひたすらにもがくしかありません。

まだまだ課題は山積みです。一つずつ苦手を克服し、成長していきます。

【京都アニメーション アニメーター科 第31期生】

現在、動画の授業で中割の課題に取り組んでいます。

中割をする中で、クリンナップの授業で教えて頂いた「ただ線をなぞるのでなく、絵を描く」という言葉の意味をやっと理解する事ができました。原画に描かれた1本1本の線の意味を読み取り、ブラッシュアップしていくという意識を常に持つべきなのだと分かりました。

クリンナップや中割は、線のクオリティや仕上げるまでの時間などに、練習の成果が分かりやすく表れる課題だと感じています。励んだ分だけ結果に現れ、そうして成長を実感できることがとても嬉しく、楽しいです。ですが、満足な中割にはまだまだ程遠く、コツを掴んだと思っても、少しでも気を抜けば見失ってしまうような、細い糸を掴んでいる感覚です。

掴んだコツや気付きをしっかり身に付けるためには、やはり日々の積み重ねが大事なんだと痛感しています。昨日より今日、今日より明日の自分と、毎日少しずつでも成長できるように過ごしていきたいと思います。

2022.05.27

変わりたい

【京都アニメーション 美術・背景科 第31期生】

入塾して一ヶ月以上が経ちました。
私にとってはとにかく「今」を頑張ることに精一杯で振り返ればもうそんなに経ったのかという気持ちです。

本当に単純な理由なのですが、私は絵を描くことが好きで、その中でも風景を 描くのが好きであり、友の後押しもあった上でプロになることを志し、このプロ養成塾の美術背景科に入塾いたしました。

入塾してからというものたくさんの刺激を得ることばかりです。それと同時に自分の力不足に直面し、できなくて悔しいと思うこともたくさんあります。自分の技術の無さに腹が立ったり、上手くなりたいのに上手くなれない、なぜできないのかと焦ったりすることだってあります。

だから私はそんな自分を変えたいです。「技術は盗むもの」という言葉を講義の中で頂いたことがあるのですが、講師の方のアドバイス、さらにどう描いてい くのかということを間近で見る機会があり、それを踏まえてその技術を自分のものにしてやりたいと思っております。そこからできないことをひとつひとつ克服してできないことをできるようになりたいです。

一年間という限られた時間の中で自分がどこまで変われるか自分自身楽しみですし、変わるためには何を頑張らなければいけないのか自分なりに考えた上で、日々の習慣を大切に、この先取り組んでいきたいです。

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第31期生】

京都アニメーションの作品を観た時に感じた、感動やワクワクする気持ちを自分も届ける側になりたいと強く思い、1年間何度も挑戦して今回、プロ養成塾で学ぶ機会を得ました。

入塾してから時間の経つのが本当に早く感じられます。一緒にアニメーションを学ぶ友人が居て、講師の方に日々多くの事を教えて頂き、知らなかった事を知れる事がとても楽しいからだと思います。

一方で絵を動かす、違和感の無いように演技をさせるという事は、本当に本当に難しい事なのだと痛感した1ヶ月でもありました。ただ人が1歩踏み出す動きの中にも、抑えなければならないポイントが沢山詰まっていて、それらを全て取りこぼさないように描くという事がどれ程難しいのかが分かりました。

講師の方々は「楽しんで取り組んで欲しい」と仰って下さいます。私自身も楽しんで描きたいと思うのですが、自分の中にあるイメージの解像度が低く、実際に描き出すための画力も全然足りず、正直楽しさよりも、悔しさや焦り、難しさに打ちのめされそうな思いが上回りそうになる1ヶ月半でもありました。

しかし、描いた絵をパラパラと捲って、本当に生きているかのように見える瞬間に面白さを感じたり、講師の方の洗練された線や、それが意味を持って動く所を見た時に、心がフワッと浮き上がるような、とてもワクワクした気持ちになります。
この「ワクワク」は、私をこの場所に連れて来てくれた作品を観た時に感じた物と同じだと思っています。

だから、自分がワクワクを感じられる瞬間をこの先もっと沢山見つけていく事が出来たら、打ちのめされることがあっても、何とか踏ん張って前に進んで行く事が出来ると私は信じたいです。

その為に、常に積極的な姿勢で多くの事を学び知り、その上で今よりももっとアニメーションを好きになる1年にしたいです。

2022.05.13

大切な目標

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第31期生】

京都アニメーションの作品に出会って、絵を動かすことや映像表現などに関心を強く持つようになりプロ養成塾の存在を数年前に知りました。ですが、なかなか勇気が出ずに過ごし、丁度去年の夏少し湧いた勇気を何倍にも振り絞り応募しました。

入塾して約一ヶ月が経ちます。毎日が本当に新しいことの発見で、また私自身が絵やアニメを実技として学んだことがなかったということもあり、描いたものにアドバイスをしていただけることが新鮮です。それだけではなくアドバイスをしてくださる方がアニメーターを志すきっかけになった憧れの方々であることも幸せであり、一つでも多く汲み取ろうと必死になれば成る程、時間が過ぎ去るのがとても早く感じます。同時に入塾式での講師の方々の『一年は過ぎるのがあっという間』という言葉が思い出されました。

私はアニメーションというものには、本来歩んでいく自分としての人生だけではなく、色々なキャラクターの人生を体感し、それを自分の人生に還元出来るような、無限の可能性があると感じています。また、その魅力が私がアニメーターになりたいと感じたきっかけの一つでもありました。

一年という期間をどのように過ごすのか、プロになるための一年、長いようであっという間の一年。とても大切になってくる私のこの一年の目標は、【講師の方々から教えていただけることを一つでも多く吸収してそこから発見し、それを自分で形として表現する】ことです。

そして、無限の可能性を届けることができるアニメーターになっていきたい、それが継続していく先にある夢です。入塾して間もない私が明確に感じていること、それは自分で描いたものが動く瞬間は非常にワクワクするということでした。このワクワク、という感覚を常に更新する一年でもありたいです。

今の全てをただ受け止めるだけではなく自分自身で決めた目標に向かって一年という期間を最大限の力で突き詰めて前に進んで行きます。