【アニメーションドゥウ アニメーター科 第31期生】

京都アニメーションの作品を観た時に感じた、感動やワクワクする気持ちを自分も届ける側になりたいと強く思い、1年間何度も挑戦して今回、プロ養成塾で学ぶ機会を得ました。

入塾してから時間の経つのが本当に早く感じられます。一緒にアニメーションを学ぶ友人が居て、講師の方に日々多くの事を教えて頂き、知らなかった事を知れる事がとても楽しいからだと思います。

一方で絵を動かす、違和感の無いように演技をさせるという事は、本当に本当に難しい事なのだと痛感した1ヶ月でもありました。ただ人が1歩踏み出す動きの中にも、抑えなければならないポイントが沢山詰まっていて、それらを全て取りこぼさないように描くという事がどれ程難しいのかが分かりました。

講師の方々は「楽しんで取り組んで欲しい」と仰って下さいます。私自身も楽しんで描きたいと思うのですが、自分の中にあるイメージの解像度が低く、実際に描き出すための画力も全然足りず、正直楽しさよりも、悔しさや焦り、難しさに打ちのめされそうな思いが上回りそうになる1ヶ月半でもありました。

しかし、描いた絵をパラパラと捲って、本当に生きているかのように見える瞬間に面白さを感じたり、講師の方の洗練された線や、それが意味を持って動く所を見た時に、心がフワッと浮き上がるような、とてもワクワクした気持ちになります。
この「ワクワク」は、私をこの場所に連れて来てくれた作品を観た時に感じた物と同じだと思っています。

だから、自分がワクワクを感じられる瞬間をこの先もっと沢山見つけていく事が出来たら、打ちのめされることがあっても、何とか踏ん張って前に進んで行く事が出来ると私は信じたいです。

その為に、常に積極的な姿勢で多くの事を学び知り、その上で今よりももっとアニメーションを好きになる1年にしたいです。