【アニメーションドゥウ アニメーター科 第31期生】

今はレイアウトの課題に取り組んでいます。
レイアウトは、キャラクターが存在する空間を、どう見せるか決める大切な工程です。

画面をどう見せるか決める為には、想像していた以上に考えなければならない事が沢山ありました。
どの位置から、どの向きでカメラを構えるのが適切か。レンズは広角、望遠、どのくらいの範囲を映すのが最も良いのか。そもそもパース等基礎的な画力が無いと、表現したいものがあっても上手く描きだすことが出来ません。

その中で一番大切なことは、「見てくれる人に何を伝えたいのか」を考えた画面を創れるよう考えることなのだと学びました。伝えたいことを絵に描き起こすのは本当に難しく、自分には表現する為の力が全く足りていないと日々感じます。

この課題を通して普段目にする映像作品で、どのような見せ方をしているのか? と考えながら見る癖がつき、自分の中で見せ方の引き出しを少しでも増やそうと取り組んでいます。

そうして見ていると一つ一つのカットにも全て意味があり、伝えようと工夫して創られているのだと感じ、面白いと思いました。まだまだ自分の中の引き出しが足りていませんが、卒業制作をする頃には伝えたい事がしっかりと伝えられるような絵を描けるように引き続き取り組んでいきます。

2022.07.08

飛び越える

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第31期生】

私にとっての最近の課題は、動きが必要とする基礎へ理解を少しでも深めることです。

入塾して3ヶ月が経ち、自分が今まで絵や絵を動かすということに想像以上に向き合う事が出来ていなかったかもしれないと感じています。

絵を動かすことには実際の動きを誇張したり、変化させたりするという表現が存在すると思います。それはアニメの面白さ、楽しさ、魅力の1つであると感じると共に、はたまた作画する際に多くの基礎を伴うものでもあると思いました。

5月から取り組んでいた、《飛び越える》という課題でキャラクターが非常に大きな溝をどうすれば飛び越えられるかを考え、作画しました。

そこではフィクションの表現においても、動きの説得力をしっかりと持たせる必要があるということ。その説得力にはよりノンフィクションを観察して理解し、 絵を落とし込む力が必要であること。加えて、紙の上の空間把握や、重心、軌 道、身体構造など、非常に多くの知識の必要性を感じました。

たとえ目にするのは一瞬であっても一枚一枚それらの要素を伴い自然で、高解像度であることが素敵な動きを作るのではないかということを自覚しました。

現在は課題・テストを通して的確に講師の方々のフィードバックを受けた後、新たな課題や自習に取り組んでいます。力不足で毎日まだまだだと思うことばかり ですが、それも含めて多いに試行錯誤し続けることが出来る日々を過ごせている ことがただただ嬉しいです。今の持っている力を常に出し切れる様にまずは観察して描き、全力で頑張ります。

【京都アニメーション アニメーター科 第31期生】

私たちは今、作画の授業で立ち止まる・走り出すという課題をしています。

塾に入ってからアニメーションについて学び始めましたが、自分の中にしっかりとイメージを持つという事が1番大切であり難しい事だと感じました。

アニメーションを作る上で自分がどういう芝居をさせたいか、動きを作りたいかという意志を明確に持たないと写し鏡のように作品も曖昧な物になってしまいます。

どれだけ最終イメージをしっかりと考えられるか、それがアニメーションを作る事においてまず始めに大切になるものだと思いました。

ですがイメージを描き起こして行く中で、まだまだ動きの原理や法則を捉えきれていない状態です。

イメージを持つ事は大前提で、そこからどれだけ自然で良い動きを追求していく事が出来るかがプロとして必要な技術で、日々そこに近づけるよう自分自身と戦っています。

入塾してから早くも2ヶ月が経とうとしているので、イメージをさらに早く正確に表現出来るようにこれからも努力していきたいと思います。

【京都アニメーション アニメーター科 第31期生】

現在「立ち上がる」という課題に取り組んでいます。自然な立ち上がり方とはどういうものなのか、人間が楽に感じる立ち上がり方とはどういうものなのか、資料を見たり実際に動いたりして、探りながら取り組んでいます。

この課題に限ったことではありませんが、動きの軌道にばかり意識を向けてしまい、スピード感やコマ打ちのことが頭からぬけ、絵も動きも硬くなってしまうことがあります。

アニメーションであることを忘れず、柔軟に楽しんで取り組まなければ、描いたものにも硬さが出てしまうことを実感しました。また、キャラクターを演じることの難しさを強く感じています。

イメージの乏しさや画力の不足など、自分の力不足に凹むこともよくありますが、今はひたすらにもがくしかありません。

まだまだ課題は山積みです。一つずつ苦手を克服し、成長していきます。

【京都アニメーション アニメーター科 第31期生】

現在、動画の授業で中割の課題に取り組んでいます。

中割をする中で、クリンナップの授業で教えて頂いた「ただ線をなぞるのでなく、絵を描く」という言葉の意味をやっと理解する事ができました。原画に描かれた1本1本の線の意味を読み取り、ブラッシュアップしていくという意識を常に持つべきなのだと分かりました。

クリンナップや中割は、線のクオリティや仕上げるまでの時間などに、練習の成果が分かりやすく表れる課題だと感じています。励んだ分だけ結果に現れ、そうして成長を実感できることがとても嬉しく、楽しいです。ですが、満足な中割にはまだまだ程遠く、コツを掴んだと思っても、少しでも気を抜けば見失ってしまうような、細い糸を掴んでいる感覚です。

掴んだコツや気付きをしっかり身に付けるためには、やはり日々の積み重ねが大事なんだと痛感しています。昨日より今日、今日より明日の自分と、毎日少しずつでも成長できるように過ごしていきたいと思います。