2022.03.04

入塾して一年

【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

入塾してもうすぐ一年が経ちます。
この一年様々な学びがありました。
入塾する前は、アニメーションを作ることについてなんとなく知っていたつもりでしたが、塾に入ってアニメーションの勉強をするうちに自分はまだまだ全然わかっていなかったんだなと実感しました。

例えば資料を見ながら描くときにただ写すのではなく、どこを抜き出して絵に反映させるのかなど、以前はなんとなく資料を見ていましたが今はポイントになる部分を意識して観察するようになりました。

生きている自然なキャラクターを描くことは本当に難しいなと感じます。
課題等でキャラクターの動きを描いていくなか、色々な方法を試し自分の中でなんとか答えを見つけようとしてもなかなかうまくいかなかったり、思うように動いてくれず、苦戦することが多々ありました。自然な動きを描くには、様々な技術や知識や経験が必要で、自分はそのための技術や知識がまだまだ足りていないと痛感します。この一年間に塾で学んだことを生かし、これからも自分が理想とするアニメーションが描けるよう精進していきたいです。

2022.02.25

成長した一年

【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

もう少しで一年間のプロ養成塾のカリキュラムを終えます。
私はプロ養成塾でアニメーション技術に対する勉強を初めて経験しました。
とても充実したものになりました。

最初はアニメーションを描くことはとても楽しいことだろう、と楽観的に考えていました。
いざアニメーションの勉強を始めると、奥が深く自分がイメージしていた以上に難しかったです。自分自身の技術力の足りなさや考え方がまだまだだと思い知らされました。
今までの私は井の中の蛙だったのだと、思い悩むこともたくさんありました。
技術力もそうですが、精神的にも辛い一年だったと思います。
しかしその辛さを越える度に、私は絵を描くこと、絵を動かすことをより好きになり心の底から楽しんで描いていました。
絵を描くこと自体をやめようと思ったこともありましたが、それでも絵を描くことが好きなのだと何度も再確認しました。

私はこれからも絵を描いていくことで一喜一憂すると思います。その度にこの一年間の経験を思い出すことで、また更に絵を好きになって切磋琢磨しながら絵と向き合っていきたいと思います。

2022.02.18

日々成長

アニメーター科講師の浦田です。

アニメーターの仕事でモチベーションのひとつが日々上達を実感できる事だと思っています。この時期塾生は卒業制作の自主制作アニメーションに取り組んでいます。
絵コンテ制作からレイアウト、そして動画作業まで、おそらくみんなが生きてきた中でこんなに描いたことはなかったというくらい集中して絵を描いていると思います。
若い頃は描いた動画一枚一枚に上達を実感できるものです。
卒業制作を乗り切った塾生たちの成長が楽しみです。

2022.02.11

卒業制作

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第30期生】

現在動画作業に取り掛かり始めているところです。

自分自身一からアニメーション作品を制作するという経験が今までなく、具体的に何がわからないのかもわからないところからで、思うようにうまく進められずとても大変です。しかし、そのぶんやることどれもが新鮮なので、今まで使ったことのない頭を使い毎日学ぶことだらけでおもしろいです。

作業を進めていく中で、カメラワークについての用語やタイムシートの細かな撮影指示の書き方など、わかっていたつもりのことでもいざ実践するとなると、応用が効くほどの理解ができいないことが多くあることに気付かされます。その都度講師の方に細かく何度も聞いて教えていただき、なんとか地道に進めていっております。そうしてるうちに、やっとしっかりと理解できたと思えることが少しずつ増えてきていると実感しています。

完成する頃には、実践的な技術をよりたくさん身に付けられるように、日々制作を進め、納得のいくものを期限までにやりきりたい思います。

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第30期生】

卒業制作期間も折り返しに差し掛かり、現在原画の作業を行なっています。

制作する中で、やはりイメージを形にすることは容易でないと感じています。
動きがやっと描けたと思ってもタイミングや原画の入れ方ひとつで理想とはかけ離れた物になります。

そうしてなかなか上手く行かないカットが続けば、自分には描けないのではないかと弱い自分が顔を出しそうになります。
しかし、今はそんな自分に負けている場合ではありません。
絶対に自分には負けたくないのです。

負けてたまるかと悩み描き続ければ必ずキャラクターは答えてくれます。
そうして自分の手から生み出されたキャラクターがイメージに近い形で動いてく れた時、悩みや苦しみの何倍もアニメを作る事が楽しいと感じます。

まだまだ画力も知識も足りず、理想通りに描く事は難しいです。
上手く描けない自分にとても悔しい気持ちになる時も多々あります。
しかし、今の自分の力を最大限発揮して作り続けてさえいれば、理想に近づけると自分を信じたいです。

悩み楽しみながら、今日も精一杯卒業制作に取り組んでいきます。