【京都アニメーション アニメーター科 第29期後期生】

私は現在、卒業制作に取り組んでいます。

卒業制作は今までの課題とは違い、スケジュールを組むところからシナリオやコンテ、原画まで全て自分次第です。だからこそ見えてくる自分の課題がたくさんあります。

特に頭を悩ませたのは、作品を制作する上で何を目標にするかということです。プロを目指す者として正しい意識を持って制作に取り組みたいのです。

これまでの課題や講師の方にいただいた言葉を思い出しながら、私がたどり着いた答えは、観た人に面白いと思ってもらえる作品を作りたい、というものです。プロを目指す以上、観る人のことを意識して価値のある作品を生み出せるようにならなければいけません。

自分が描きたいものを探求するだけでなく、観る人を意識することはプロとしてどのような考えや知識、技術が必要なのかを教えてくれるはずです。制作を通してプロになるという事をしっかり考えていきたいです。

2021.06.04

勇気をもって

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第30期生】

コロナウイルスの影響でなかなか通常の対面授業とはいかずですが、そんな中でも通常の授業とはかたちを変えて様々な工夫で対応していただき、課題に取り組める事がとても嬉しく、ありがたいなと思いながら日々課題に励んでおります。

自宅課題に取り組む中で、考えすぎて手が止まる、なかなか前に進めないことがあります。
これは、自分の中に最初からうまくやろうと思いすぎてしまう部分があるのだと思います。最初からは完璧に出来ないのは当たり前だ、と頭ではわかっているつもりでも、どうしても本能で、失敗したくないという思いが手にブレーキをかけてしまいます。
けれど、手を動かさなければどれだけ頭の中だけで考えても結局うまくいきません。
せっかくプロ養成塾という恵まれた場で学ぶことが出来るのに、このままでは一年が自分にとって不本意なかたちですぐに終わってしまうのではないか!と危機感さえ覚えます。
こういう時はどうするのが最善なのかと考えた時に、やはりまずは下手でもいいからやってみる、とにかく描いて形にしてみるということが大事だなと思いました。
その為にはまずは、できない自分を受け入れ、恥ずかしくても綺麗でなくてもとにかく手を動かし、外に出してあげようと思います。
苦しくても少しずつ進歩できるようになる為、一歩ずつ勇気をもって踏み出し、良い変化と成長をしていきたいです。

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第30期生】

思い返せば昨年の今頃は、自分が入塾できるだなんて思ってもいませんでした。

今の自分はとても幸せで恵まれた環境に居るなといつも感じています。

授業が始まって初めの2週間は、アニメーターを目指す事の厳しさや、自分がいかに絵が描けないかを実感しながらも、同じ目標を持った仲間と共に最高の環境で学べることが嬉しくて楽しくて仕方ありませんでした。

しかし、コロナウイルスの影響で4月半ばから自宅課題となり、一人で課題に向かっていると嬉しさや楽しさよりも焦りや不安な気持ちの方が上回りそうになりました。

これからそういう時が何度も訪れると思いますが、そういう時こそ、入塾前に抱いた強い気持ちや、楽しむ事を忘れずに課題に取り組みたいと思っています。

特に入塾してから、楽しむ事が大切だと私は思いました。

尊敬する先輩方は常に楽しそうでした。そして自身の経験上、今まで良い絵が描けた時は決まって楽しんで描いていたからです。

入塾してからいつも思い通りに描けず悔しい思いをしていますが、そんな中でも常に向上心を持って学び考え、今の自分が持てる最大限の力を尽くす事が、楽しんで描く事に繋がり、さらに成長する事に繋がると私は思います。

既に課題は山積みですが、自分の絵と向き合うことを恐れず、ひとつひとつ確実にこなして行きたいと思います。

そして、卒塾する頃には胸を張って楽しかった!と言えるよう日々精進してまいります。

【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

プロ養成塾で学び始めて一ヶ月ほど経ちますが短い期間でも多くを学びました。
塾の課題に取り組む際、何が出来ていて何が出来ていないかが明確になることによって練習目標をより細かく定めることができ、描けば描くほど向上すべき点が数多く存在することに気づくことが出来ます。
より良い作品を作るにあたって何を意識すべきか、以前の自分にはなかった目線を得ることができ毎日とても楽しく充実しています。

講師の方々から学んだ事や自分で気づいた事などをどれだけ高い質で実践できるかが自身の課題だと考えています。
講師の方々は自分で作ったものをどう思うか尋ねてきます。私は、物足りなさを感じるのですが原因を即指摘することが出来ない事が多々あり、ただ違和感を感じるだけではどこをどう直せばいいのか明確にすることが出来ないと気づかされます。

頭でイメージを構築し、それを形にすることができて初めてそのイメージを理解したと言えると思っていますので、より深い理解によって豊かな表現が可能になると考えています。
自分の目指すものをしっかり形にできるよう、修正すべき点を自身で見定められるよう努力していきたいです。

【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

プロ養成塾に入塾して3週間ほど経ち
もうすぐ4月も終わろうとしています。
時間があっという間に過ぎていったように感じます。

この数週間、講師の方々や塾生の方に刺激を受けながら
もっと頑張るぞ!と意気込んでおります。

日々授業を受けている中で私が痛感したことは、入塾する前にもっと基礎画力やアニメーションの知識を磨いておけば良かったという点でした。

プロ養成塾は現役の講師の方々に指導していただける非常に恵まれた環境です。その中で「何を学ぶ」かが重要だと思います。私は、基礎画力や基本的な動きの知識などは自分で身につけ、講師の方々にもっと踏み込んだ質問ができるようになりたいです。

練習や課題をする中で、自分の実力や知識の少なさを感じ、焦燥感に駆られることがあります。しかし、いくら焦って練習をしても技術は一朝一夕ではなかなか身につきません。自分ができないことに積極的に挑戦していき、できることを少しずつ増やしていきたいです。

焦らず、されど弛まず、一年の終わりに自分の成長を実感できるように1日の時間を大切にし、日々勉強に励んでいきたいです。