プロ養成塾に入塾してから、一ヶ月以上が経ちました。時間が過ぎるのがとても早く感じます。

目標だった養成塾に入塾したことに未だ実感が湧かないのですが、同じ志で集まった仲間達がいて、日々アニメーションについて新しい知識が増えていくのが本当に楽しいです。

この一ヶ月様々な授業を受けてきた中で、今一番悩まされているのは「飛び越える」という課題です。人物を崖から崖へ飛び越えさせる動きの表現です。

崖と崖の間には距離があるため、まずは助走を描くのですが、私は大きくジャンプさせることに気をとられてしまい、本来なら助走の勢いで重心が前に向かって飛ぶはずが、上へ高くジャンプさせていました。

そのことを講師に指摘されるまでまったく気づかなかったことに、衝撃と自分の観察力不足を痛感しました。

塾の課題に取り組むようになって改めて、「観察する」ことと、「自分で動いてみる」ことの大切さを実感しています。

想像だけで描かず、実際に自分で動いてみて、よく観察することが私の今の課題です。

少しの時間も無駄にせず、日常の物事を観察し、それらを絵に描き起こすにはどうすればいいのかを常に考えるようにしていきたいです。

同じ「飛び越える」という動きでも、運動の得意な人と苦手な人の動きの違い、馬、猫、鳥、生き物によっても違いがあり、キャラクターやシチュエーションによっても様々な動き方があり、これから考えることはまだまだ沢山あります。

私自身も、助走を忘れずに、前のめりに大きく飛躍していきたいです。
これからの一年間を充実したものにするためにも、1分1秒を大切に学んでいきます。

2023.01.13

想像すること

卒業制作が始まりました。

まず卒業制作では普段描いているB4サイズとは違い、B2サイズに描くのでとても大きいです。さらに、決められたお題があるわけではなく、何を描こうかと悩みます。だからこそ自分がどんなものを描きたいか、どう表現したいか、どこを魅せたいか意識することが重要です。描いている場所に、もし実際自分が立っているならそこからの景色はどう見えるか、少しでも想像した景色に近づけるように試行錯誤していきたいです。

今、自分が思い描いているのは「人がいなくなって数百年たった京都」をテーマとして制作を進めています。人が全くいなくなった世界ではどうなっていくのか実際に見たわけじゃないからこそ、想像が大事になってくると思います。今まで当たり前に見えた景色は当たり前ではなくなり、見えていなかったものが見えるようになったりする気がします。例えば、見えていたビルが風化して潰れて見えなくなって、そこにはこれまで生えていなかった植物達が生えてきたりするのではないかと想像を膨らませています。これまで見えている景色は人の手入れがあって成り立つものが多く、竹林1つとっても人の手入れがあって綺麗に並んでいるけれど人がいなくなって誰も手入れしなくなれば人が通れる場所ではなくなると以前教わりました。

このように、いつも見えている景色が実は人がいるからこそ成り立っているだけで当たり前ではないんだということ、人がいなくなっても成長し続ける植物達の力強さ、そういったところを見せたいポイントとして制作を進めていきたいと思います。

この一年の集大成なので、これまで学んだことを大きな紙に表現し切ることができるように精一杯頑張りたいです。

卒業制作が始まり、現在はコンテ作業に取り組んでいます。

一から自分で話を創るという経験をあまりしてこなかったため、シナリオを考えるのを新鮮な気持ちで楽しんでいます。それと同時に、伝えたいことを正しく伝えるということが如何に難しいかを痛感しています。勢いに任せて話を進めてしまっては、見ている人を置いてけぼりにしてしまい、かといってただ説明を増やすだけではつまらないお話になってしまいかねず、そのバランスに苦労しています。

また、絵コンテ作業を始めてから、日常でアニメを見る際に自然とカメラワークや画角を気にするようになりました。見ている私達に話をより面白く伝えるため、一つ一つのカットに創意工夫がこらされて、アニメが成り立っているのだと改めて感じています。

現在制作している絵コンテが、映像になった際にどうなるのかというイメージを常に想像しながら、どうしたら見ている人に意図が伝わるか、楽しませることが出来るかを、突き詰めて考えていきたいと思います。

2022.11.25

集大成

いよいよ卒業制作が始まります。

今日までの日々は入塾初日を昨日のことの様に思い出せるくらいあっという間であり、毎日沢山の学びのある濃密な時間でした。

そんな怒涛の日々が過ぎ、集大成となる制作が始まります。

絵コンテを描くのも、1人で1本のアニメーションを作る事も初めてなので、不安と緊張が膨らんでいます。

ですが自分の考えた物を形にしていくワクワク感も大きく、自分との戦いの中でどれだけの物を作ることが出来るのか楽しみです。

4月から教わってきたアニメーション作りにおいて大切な事や、魅力的な絵と言うものをどれだけこの卒業制作に出すことが出来るのか、完成までの間、葛藤することになると思います。

しかし自分との戦いの中で見いだせた物はきっと何よりも力になると思うので、全力で臨みたいと思います。

また、この卒業制作を終えた後、プロとして働けるようスケジュール管理などもしっかり行い、自分がどのペースでどれくらいの物を作れるのか時間面も理解しながら制作を進めていきたいと思います。

1年の締めくくりとして恥ずかしくない物を作れるよう頑張ります。

2022.10.21

先を見越して

私の後期の目標は、「スケジュール管理」です。

仕事には必ず〆切があります。それに向けて自分はどう行動しなければいけないのか明確に、スケジュールとして計画を立て、今日はどこまで頑張るか、明日までに何を終わらせなければいけないか、またできない場合はその先どう対応するか、それも確実にこなせる自分ができる範囲で計画立てることが大切だと教わりました。その理由として、自分ができるかどうかも分からない計画は「理想」に過ぎず、「スケジュール管理」にならない。だからこそ、自分がこなす事が出来る計画を、いろんな状況を見越した上で常に先の先を考えなければいけない。ということを課題を通して日々痛感しております。

今までは、計画ということを立てず、ぼんやりと目先のものにだけに筆を走らせ取り組んでいましたが、それではいつまで経っても仕事にはならない上、成長に繋がらない。本当に耳が痛いのですが、自分に言い聞かせています。

最後に、「スケジュール管理」をこなす上で大事になるのが「健康管理」です。当たり前のようですが体調を崩しては仕事や課題どころではありません。日常を大切に、しっかり食べること、寝ること、決して疎かにしないようにしようと思います。健康な状態で今ある課題に向けて計画立てて取り組み、その先での自分自身の成長へと繋げたいです。