卒業制作が始まり、現在はコンテ作業に取り組んでいます。

一から自分で話を創るという経験をあまりしてこなかったため、シナリオを考えるのを新鮮な気持ちで楽しんでいます。それと同時に、伝えたいことを正しく伝えるということが如何に難しいかを痛感しています。勢いに任せて話を進めてしまっては、見ている人を置いてけぼりにしてしまい、かといってただ説明を増やすだけではつまらないお話になってしまいかねず、そのバランスに苦労しています。

また、絵コンテ作業を始めてから、日常でアニメを見る際に自然とカメラワークや画角を気にするようになりました。見ている私達に話をより面白く伝えるため、一つ一つのカットに創意工夫がこらされて、アニメが成り立っているのだと改めて感じています。

現在制作している絵コンテが、映像になった際にどうなるのかというイメージを常に想像しながら、どうしたら見ている人に意図が伝わるか、楽しませることが出来るかを、突き詰めて考えていきたいと思います。