【アニメーションドゥウ アニメーター科 第30期生】

5日間あったインターンシップでは、学びや気付きが多々あり、とても貴重な体験ができたと感じています。

インターンシップが始まる直前までは、不安と楽しみな気持ちでいっぱいでしたが、実際に始まってみると、焦りと悔しさとの戦いでした。

期間中は、実際に使用されたカットを課題として頂いて作業を進めました。
それらは、これまで塾で取り組んで来た課題とは線の量や密度が桁違いな上に、繊細なタッチを求められる物でした。
その為、課題を進めて行くうちにいくつも自分自身への課題が見つかり、インターンシップが終わる頃には悔しくて仕方ありませんでした。

更に、早く課題をこなして多くの事を学びたいと意気込んでいたので、慣れないカットなどでは急ぐあまり単純なミスが目立ってしまい上手く行かない日もありました。それが更に自分の焦る気持ちを強くさせてしまいました。
しかし、周りの社員の方々にコツを尋ねたり試行錯誤していると徐々に出来なかった事が出来るようになり、落ち着いて課題を進めて行くことができるようになりました。

焦りと悔しさで終了したインターンシップでしたが、社員の方々は皆優しく柔らかい雰囲気の方ばかりで安心してインターンシップを終える事ができました。そして、純粋にアニメーターとして絵を描く事がとても楽しかったので、アニメーターを志す気持ちがより大きく明確になったと感じています。

今回のインターンシップで感じた事を忘れないよう、これからに繋げて行きたいです。

【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

インターンシップでは動画さんの仕事を体験し、実際の仕事場の雰囲気や仕事内容を経験でき、とても勉強になりました。
限られた時間の中インターン課題に取り組むことによってこれまで曖昧だった仕事の流れのイメージをよりはっきりさせることにもつながりました。

課題の添削では自分では気づけなかった点などを指摘してもらい、今後の目標などが沢山見えてきました。
インターン中は作業を進めていくべきペースと自分のペースがかみ合わず思うように作業が進められない日が多く、作業効率を意識する重要性をあらためて痛感しました。

“練習”という意識だけで描き続けていると実際に世に出せるものを形にしようとした時、納得のいくものを時間内に完成させることを難しく感じてしまいます。 常に“完成”を意識して練習の中でも本気で描くことが大切だと強く感じました。
今の自分に描ける最大を常に目指しつつ、世に出せるクオリティーまで持っていく事を意識するのは絵の上達に直結すると思うので、インターン経験を活かしこれからも絵を描くことと向き合いたいと思います。

【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

プロの方々と同じ場所で、過去に仕事で使われていたカットの課題をする中で、 今自分に足りていないものや、実際の仕事の雰囲気など色々な気づきや発見がありました。

インターンシップの課題をしていく中で、特に感じたことは自分の意識が甘かったという点です。よく確認したつもりでもミスがあったり、細かいところばかり見て全体が見えていなかったり、自分のやっている作業を冷静に見れていなかったように思います。

最終的な完成画面をイメージして作るというのは当たり前のことですが、自分にはその意識が足りていませんでした。自分は目の前の作業に焦点が集中し過ぎて、今やっている作業が完成したときどんな映像になるのか、その作業はなんのためにやっているのかということをよく考えて取り組めていなかったように感じます。

形を崩さないようにしよう、空間を意識して描こう等の手段を目的化するのではなく、完成画面でこういう映像にしたいから形を崩さないようにする、という風に最終的な完成画面のための一つの要素と認識して目の前の作業に取り組まなけ ればならないと感じました。
思えば普段やっている課題でも目の前の描いているものばかりに焦点がいき、全体を見れていなかったように感じます。これからは、常に最終的な完成画面をイメージして作る意識を忘れないよう心がけていきたいです。

【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

インターンシップを経て、私はたくさんの経験をすることが出来ました。

京都アニメーションのプロのアニメーターとして働くたくさんの方々と同じ空間で、5日の間しっかり課題をこなすことが出来るのだろうかと最初は不安でした。

しかしそんな不安は杞憂に終わりました。

とても親切に接して頂き、リラックスしてインターンシップの期間中課題に向き合うことができ、また分からないことや知りたいことに対して真摯に聞いて頂き、アドバイスを頂くことが出来て見聞を広げることが出来ました。

失敗することもたくさんあり、課題を上手くこなすことが出来なくて焦ってプレッシャーになることもありましたが、そのとき失敗して良かったと思っています。

できる事なら失敗はしない方がいいのでしょうが、それでも失敗から学んで得た経験はずっと自分の中に残り続けるでしょうし、いつかそれは自分の自信に繋がっていくと思うのでとても良い経験をしたと思っています。

今回のインターンシップでアニメーターの仕事に触れ、自分がもしアニメーターになったらどういう風に仕事をするのか想像することが出来ました。

また今の自分に足りない要素を知る機会にもなりました。

この経験をこれからの私の糧として絵の上達に繋げていきたいです。

2021.10.29

後期の目標

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第30期生】

前期を振り返ると、半年間に得た知識や経験から見えるものが増えた分、自分には足りないものが溢れかえっているとわかります。とはいえ、あれもこれもというわけにはいかないので、落ち着いて「今目の前の課題から着実に行くしかないぞ」と自分自身に言い聞かせる日々です。

そんな中、動きの課題に取り組む中で今更ながらに気付かされたことがありました。
ラフの段階で迷い線が何重にも重なった動きを描き、動かしてみるとその時はそれっぽくはなってくれるのですが、いざ線を絞って清書すると、ラフのときとは違いイメージとは異なる動きになってしまってしまう。加えて、頭身がバラバラ になってしまうということが多々ありました。

これはただ画力の問題だと自分自身思い込んでいたのですが、講師の方から「主体性が足りていないのが原因ではないか」といったお言葉をいただいた時に、 ハッとしました。今の自分にはここまでしかできないと目標の手前の低いラインに決めつけ、元の絵に合わせようという責任感が足りていなかったと思います。 一生懸命に取り組んでいたとしても、最初から目指すところが手前ならば遠回りしているのと同じことだと感じ、反省しました。結局最後は清書をしないといけないのだから、最初からそのつもりで線を引いていくべきでした。

後期では前期の反省を生かし、もっと先を見て、ここまで描くぞという気持ちをより一層強く持ちたいと思います。次は前より良いものを、という思いで日々更新していけるように常に鍛錬を欠かさず、時間を大切に過ごしていきます。