【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

プロの方々と同じ場所で、過去に仕事で使われていたカットの課題をする中で、 今自分に足りていないものや、実際の仕事の雰囲気など色々な気づきや発見がありました。

インターンシップの課題をしていく中で、特に感じたことは自分の意識が甘かったという点です。よく確認したつもりでもミスがあったり、細かいところばかり見て全体が見えていなかったり、自分のやっている作業を冷静に見れていなかったように思います。

最終的な完成画面をイメージして作るというのは当たり前のことですが、自分にはその意識が足りていませんでした。自分は目の前の作業に焦点が集中し過ぎて、今やっている作業が完成したときどんな映像になるのか、その作業はなんのためにやっているのかということをよく考えて取り組めていなかったように感じます。

形を崩さないようにしよう、空間を意識して描こう等の手段を目的化するのではなく、完成画面でこういう映像にしたいから形を崩さないようにする、という風に最終的な完成画面のための一つの要素と認識して目の前の作業に取り組まなけ ればならないと感じました。
思えば普段やっている課題でも目の前の描いているものばかりに焦点がいき、全体を見れていなかったように感じます。これからは、常に最終的な完成画面をイメージして作る意識を忘れないよう心がけていきたいです。