【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

インターンシップを経て、私はたくさんの経験をすることが出来ました。

京都アニメーションのプロのアニメーターとして働くたくさんの方々と同じ空間で、5日の間しっかり課題をこなすことが出来るのだろうかと最初は不安でした。

しかしそんな不安は杞憂に終わりました。

とても親切に接して頂き、リラックスしてインターンシップの期間中課題に向き合うことができ、また分からないことや知りたいことに対して真摯に聞いて頂き、アドバイスを頂くことが出来て見聞を広げることが出来ました。

失敗することもたくさんあり、課題を上手くこなすことが出来なくて焦ってプレッシャーになることもありましたが、そのとき失敗して良かったと思っています。

できる事なら失敗はしない方がいいのでしょうが、それでも失敗から学んで得た経験はずっと自分の中に残り続けるでしょうし、いつかそれは自分の自信に繋がっていくと思うのでとても良い経験をしたと思っています。

今回のインターンシップでアニメーターの仕事に触れ、自分がもしアニメーターになったらどういう風に仕事をするのか想像することが出来ました。

また今の自分に足りない要素を知る機会にもなりました。

この経験をこれからの私の糧として絵の上達に繋げていきたいです。

2021.11.05

取り組む姿勢

美術・背景科講師の内山です。

現在、私はアニメーター科の生徒と背景講座を通じて関わっています。
アニメーションの背景はどのように描かれているのか、実際に筆と絵の具を使用 して体験してもらいます。簡単な課題からスタートしていただくものの、最初は 皆さん大変苦労されます。そもそも筆はどのように持つのか、水はいつ使うの か、何色を混ぜればいいのか…悩みは尽きません。

アニメーターを志す方にとって、絵の具の扱いはあまり重要ではないかもしれま せん。しかし、一見関係ないと思えることが意外な形で役に立つ、ということは よくあるものです。

私自身、最近「画面の構図」について改めて勉強をしています。
背景マンは、基本的には指示通りの絵を描くことが求められるため、絵の構図を ゼロから考えることは多くありません。
しかし、アニメーションには偶然何かが映り込むということがないので、色や形 も含め、何をどの角度で映すのか、全て計算されています。どうすれば見栄えが いいのか、観た人はどんな気持ちになるか、伝えたいメッセージは何か…。計算 の上に成り立っているのであれば、背景を描く上でも、その狙いを最大限活かす ための絵作りを考える必要があります。意図を汲み取ることで、背景の描き方も 自ずと変わってくるのです。

何事も、考え方ひとつで取り組む姿勢は大きく変わるものだと思います。
学習したことを自分の糧にできるかどうかは自分次第。
この先、あのとき経験したことが今に活きていると思えるように、講師として精 一杯努めてまいります。

2021.10.29

後期の目標

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第30期生】

前期を振り返ると、半年間に得た知識や経験から見えるものが増えた分、自分には足りないものが溢れかえっているとわかります。とはいえ、あれもこれもというわけにはいかないので、落ち着いて「今目の前の課題から着実に行くしかないぞ」と自分自身に言い聞かせる日々です。

そんな中、動きの課題に取り組む中で今更ながらに気付かされたことがありました。
ラフの段階で迷い線が何重にも重なった動きを描き、動かしてみるとその時はそれっぽくはなってくれるのですが、いざ線を絞って清書すると、ラフのときとは違いイメージとは異なる動きになってしまってしまう。加えて、頭身がバラバラ になってしまうということが多々ありました。

これはただ画力の問題だと自分自身思い込んでいたのですが、講師の方から「主体性が足りていないのが原因ではないか」といったお言葉をいただいた時に、 ハッとしました。今の自分にはここまでしかできないと目標の手前の低いラインに決めつけ、元の絵に合わせようという責任感が足りていなかったと思います。 一生懸命に取り組んでいたとしても、最初から目指すところが手前ならば遠回りしているのと同じことだと感じ、反省しました。結局最後は清書をしないといけないのだから、最初からそのつもりで線を引いていくべきでした。

後期では前期の反省を生かし、もっと先を見て、ここまで描くぞという気持ちをより一層強く持ちたいと思います。次は前より良いものを、という思いで日々更新していけるように常に鍛錬を欠かさず、時間を大切に過ごしていきます。

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第30期生】

あっと言う間に前期が終わり、後期が始まって3週間程経ちました。

前期を振り返ってみると、とても悔しく思います。もっと沢山描けただろうし、もっと自主的に学ぶ事が出来たはずです。

入塾した頃と比べると、知識も描ける物も増え、課題を楽しむ余裕も生まれてきましたが、プロを目指すにはまだまだ練習量や学びが足りないと痛感しています。

例えばパースのついた絵が初めは全く描けませんでしたが、徐々に描けるようになってきました。しかし、まだ円や人物を正確にパースに乗せる事に毎回苦戦していまい、パースの理解や練習量が足りないと感じています。

クロッキーやデッサンもそうです。少しずつ成長はしていますが、まだまだ練習量が足りていないため、自然に動かす事ができなかったり、説得力の無い絵になってしまいます。

あと半年もありませんが、自分がどうなりたいかを常に考え、楽しみながらも悔いの無いよう全力で取り組んで参ります。

【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

あっという間に半年が過ぎ、既に後期に入って一週間が立ちました。本当に時間はすぐに過ぎて行き、いくらあっても足りません。
前期では初めてのことばかりでしたが多くの課題に取り組む経験や基礎的な知識を短い期間ながらもたくさん得ることができたと感じます。

描ける物や出来ることが増えていくごとに何が描けていないか、向上させるべき 点がより明確に見えてきます。
前期を経てやはりとても大事だと感じるのはイメージを構築する力です。何をどういった形で描きたいかを判断し、そのイメージの構図、タイミング、雰囲気などをイメージどおりに紙に描き起こす画力とセンスを磨かなければいけないと日々痛感します。画力の上達はもちろん、同時に良いイメージを想像するための審美眼を磨く事もとても重要だと感じます。自分の絵の修正すべき点や、より良い形に出来る方法を見極められるよう色々なものを参考にし、全体図を見る力を高めることを目標としています。

後期では前期で学んだ事の一つ一つを応用し、十分に活かせるようこれまで以上に塾の課題と絵の上達に励みたいです。