2023.05.15
いつもプロ養成塾のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
現在アニメーター科では、2023年10月入塾の塾生を募集しております。
入塾審査のエントリー受付は、今週5月19日(金)午前10:00締め切りです。
プロのアニメーターを目指す皆様からのご応募を、心よりお待ちしております!
2023.05.15
いつもプロ養成塾のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
現在アニメーター科では、2023年10月入塾の塾生を募集しております。
入塾審査のエントリー受付は、今週5月19日(金)午前10:00締め切りです。
プロのアニメーターを目指す皆様からのご応募を、心よりお待ちしております!
2023.04.28
こんにちは。
プロ養成塾講師の太田です。
新しい年度となり、今年度のプロ養成塾も揚々とスタートしました。塾生たちのアニメーションを学ぶ熱意も、例年と変わらず感じられています。
さて、そんな中、私が最初に受け持った講義が「画角」についてでした。
聞き馴染みのない人も多い言葉だと思うので簡単に説明すると、「画角」とはカメラで映して見える範囲のことを言います。…要は、画面に映る映像(画像)そのもののことです。
アニメの画面は、実写やフルCGアニメなど他の映像作品と同じく、カメラのレンズを通して見えるものを基本として作っています。例えば、眼前に拳が迫ってくるような迫力ある画面を作りたいなら広角カメラレンズを。スポーツ中継のような、遠くから見た画面を作りたい時は望遠カメラレンズを。アニメでは、それぞれのシーンに合ったカメラレンズで見える景色を”絵で表現”します。「画角」の講義では、どのようにすれば皆がこれまでに見てきたアニメや映画・ドラマの、あのカッコイイ!画面が作れるのか、基礎的な絵作りの仕組みを講義しています。
やはり”絵で表現”するというのがアニメ最大の特徴です。本物のカメラやデジタルでは難しい、ケレン味のある嘘や空間を自然に、自由に作り出せます。そして、人の手で描いた画面には、同じカメラレンズを意識して描かれたものであっても人によるクセや感覚の差異によって個性が現れ、その個性たちが作品に意外性のある魅力を付加します。それがたまらなく面白いのです。
プロ養成塾の塾生たちも、当然、その面白い個性を秘めているはずです。私たち講師は塾生たちのその個性をしっかり発見し、それを遺憾なく発揮できる力を塾生たちが身に付けられるよう、これからの一年に向き合って行こうと思います。
2023.03.17
美術・背景科講師の篠原です。
卒業制作も終わり、残りわずかとなった授業ではより実践に近い課題に取り組んでもらっています。
色々な事をどんどん吸収できる今のこの時を有意義に過ごしてもらいたいです。
二十数年間、背景の職に携わっていますが、塾の一年で学び身に付けられる事は、やはりほんの一部かと感じます。
これからもっとたくさんの事を学び、大きな課題にも直面することでしょう。
常にとはいかないかもしれませんが、目の前に立ち塞がる試練には、これまで通り積極的な姿勢で前のめりに立ち向かっていってほしいと思います。
難題やよく知らない事に対しては、どうしても受け身になってしまいがちです。消極的な姿勢は視野を狭くし行動を遅らせます。自身の望む結果には結びつきにくいでしょう。自発的に考え、動いてこそ課題克服への一歩に繋がっていきます。
この世界に飛び込もうと決めた熱い想いと行動力を忘れず、将来の自分の姿を思い描きながらガンガン突き進んでいって下さい!!
2023.02.10
アニメーター科講師の樫原です。
ただ今卒業制作中です。
絵コンテから動画までひとりで作りあげる大作に取り組んでいます。
全てのカットにおいて日々試行錯誤の連続だと思いますが、入塾してから表現の幅も広がり、アイデアも膨らませられるようになってきました。
自分のこだわりを大切に今まで学んだ全てを作品にぶつけてほしいです。
完成する頃には、かけがえのない経験を得てクリエイターとしてさらなる成長をしていることでしょう。
塾生が思い描く作品に少しでも近づけるよう講師間で連携し、できるかぎりのサポートをしていきます。
2023.01.13
卒業制作が始まりました。
まず卒業制作では普段描いているB4サイズとは違い、B2サイズに描くのでとても大きいです。さらに、決められたお題があるわけではなく、何を描こうかと悩みます。だからこそ自分がどんなものを描きたいか、どう表現したいか、どこを魅せたいか意識することが重要です。描いている場所に、もし実際自分が立っているならそこからの景色はどう見えるか、少しでも想像した景色に近づけるように試行錯誤していきたいです。
今、自分が思い描いているのは「人がいなくなって数百年たった京都」をテーマとして制作を進めています。人が全くいなくなった世界ではどうなっていくのか実際に見たわけじゃないからこそ、想像が大事になってくると思います。今まで当たり前に見えた景色は当たり前ではなくなり、見えていなかったものが見えるようになったりする気がします。例えば、見えていたビルが風化して潰れて見えなくなって、そこにはこれまで生えていなかった植物達が生えてきたりするのではないかと想像を膨らませています。これまで見えている景色は人の手入れがあって成り立つものが多く、竹林1つとっても人の手入れがあって綺麗に並んでいるけれど人がいなくなって誰も手入れしなくなれば人が通れる場所ではなくなると以前教わりました。
このように、いつも見えている景色が実は人がいるからこそ成り立っているだけで当たり前ではないんだということ、人がいなくなっても成長し続ける植物達の力強さ、そういったところを見せたいポイントとして制作を進めていきたいと思います。
この一年の集大成なので、これまで学んだことを大きな紙に表現し切ることができるように精一杯頑張りたいです。