行合の空見上げ、移ろいゆく新たな季節が楽しみな今日この頃。
初めまして、波音(パオン)です。
八月の陽ざしが終わりを告げると思うと嬉しいような寂しいような。。。
そんな過ごしやすくなってきた日々ですが、
来週からついに、「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が公開されますよー。
そんな待ち遠しい「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の中で私は3Dを担当しております。
劇中では、タイプライターや、生活感を出す為のモブや車、馬車、トラム、またレイアウト用に建物や街並み等を作ったりしています。
そんな中で、個人的に意外と制作するのが大変なマニアックな部分を今回紹介したいと思います。
それは3Dでつけるカメラワークですっ!
勿論、映り込む建物等も背景の方の協力を得ながら作るのが大変なのですが、意外と大変なのがカメラワークだったりします。
「へっ?」、「3Dでオブジェクトを作ってサーっとカメラ動かすだけじゃないの?」っと思われる方もいるとおもいますが、気持ちの良いカメラワークをつけるのは意外と大変です。
確かに難しくないカメラワークもあるのですが、長い尺で動くカットや、何かに合わしてカメラで追っていったり、回り込んでいったりすると、もう大変です。
繊細な動きを要求されるカットもあります。
しかしカメラワークとてアニメーションなので、そのシーンにあった気持ちの良い動きを追い求めて行きます。
また監督や演出からのリテイクも、もっとここ「ふわっと」、とか「すーっと」、「サッと」「バッと」。。。等、擬音語のオンパレードをかいくぐりながら作っていきます。勿論、リテイクの説明は擬音語だけではありませんが(笑)、その意図をくみ取ってより良いカメラワークに仕上げていってます。
その都度、3Dの担当者の気持ちはドローンや、鳥、手紙になりきって空を舞います。
っと今回は3Dの中でも少しマニアックな部分の紹介でした。
そんな私達が制作したダイナミックなカメラワークもある「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ですが9月18日(金)に公開です。
ヴァイオレットちゃんにまた会えますっ!勿論、他のメンバーも。。。ってこの辺にしておきますが、まだヴァイオレットちゃんに出会ってない方もこれを機に知って頂けたら嬉しいなぁと思います。
それではまた、劇場でヴァイオレットちゃんと会えるのが楽しみな波音でした。