最近、年を取ったなぁと思うことがありまして。
私は無類のTVゲーム好きなのですが、その中でもRPGが大好きでした。
新しいタイトルが出るたびに、買わなければと思うタイプで。
RPGに限らずたいていのものはやってきているつもりです。
なのですが、最近新しいゲームを買うたびに、“どれくらいで終わるのか”を先に考える自分がいることに気が付きました。
かつてはクリアに60時間掛かっても、「足りない!」と思っていたのに。
今は「30時間かぁ。毎週できるのが5、6時間として、1カ月以上かかるな。長いなぁ」なんて思ってしまい。会話も飛ばし飛ばしで、サブクエなんかの寄り道もそこそこに、さっさとボスを倒させろなんて考えていて。終わったころには、「何のために戦ってたんだっけ?」と思う始末。プレイ中も、「早く終わらせて他の事をしたい」なんて思ってる。
もはや、「有名どころはプレイしとかなければ」という作業になっており、純粋にプレイを楽しめていないんですね。ゲームをやめろという話なんですが、かれこれ30年近く肌身離さず付き添ってきているわけですから、完全に絶つこともできず……。
実は映画も似たような状況に陥っていて、2時間越えの映画を後回しにして、1時間30分くらいの映画を好んで観るようになってきました。短く楽しめるっていいです。
でもこれって決してネガティブな変化ではないと思っています。
必要以上に長々としたものを作らず、ちょっと足りないと思うくらいの短さが作品として締まりのあるものになると思えるようになりました。腹八分目ってやつですね。人の集中力って長くは続かないってのもありますし、最近は短い動画が流行ってもいます。
なんて思いながらも、作っているとあれもこれもと足して尺オーバーしてしまうまでがワンセットです。お約束ってやつです。自制して抑えるって難しいですね。そういうときは、優秀なサイドキックがいるとうまくいくので、同じ悩みをお持ちの方は、口うるさいサイドキックをご用意ください。
というわけで、暑い夏がまだまだ続くとは思いますが、皆さまお体には十分気を付けてお過ごしください。
ケバブドンでした。