味しみ大根

難しくて楽しい

  • 味しみ大根
  • 2022年03月03日

ここ数日で急に暖かくなり次第に春めいてきましたね!
私はというと、湯たんぽを布団に入れなくなり、代わりに花粉の薬を取り出しました。
暖かいのは良いのですが、こればかりは…

 

さて先日、ふと仕事中に窓の外を見るととても綺麗な夕景になっており、
他のスタッフと一緒に観察していました。
光が当たっている所は強めのオレンジ色、影の中は澄んだ青色、
これをアニメに落とし込むなら…としばらく思案しました。

 

場所や時間による『色変え』を作るのが私の仕事の一つです。
一様に見える夕景でも、黄色、オレンジ、赤、ピンク、紫…等々、
様々なパターンがあります。
またストーリーの有るものですので、魅せたいものが何かでも変わってきます。
立ち位置、作画の影の付き具合、キャラの心情…
千差万別で、いつ作っても悩みますが、楽しい作業です。
狙った通りの色が作れて、映像時にも綺麗に乗っていると「やったー!」と思います。

 

先日作成した色変えは、私史上一番の難題でかなり長期間悩みましたが、
その甲斐あっていい感じに出来たと思います。
皆さんに届けられるのが楽しみです!

アナゴ

録画した映画

  • アナゴ
  • 2022年02月28日

年末から撮りためていた映画を見終わりました。
年末年始の放送で運よく見れていなかった映画が多かったので、録画していました。

知名度の高い作品は前情報が入ってしまっていて、固定観念が首をもたげます。
そのことは承知で、十分わかっていたつもりだったのですが、その固定観念は、ことごとく打ち壊されました。
予想をはるかに超えて、情熱的で面白くて美しい作品達に出会いました。
創始の力でしょうか?
自分の想像力の貧困さに打ちのめされつつ、堪能できました。
100年位は前の映画も入っていたと思うのですが、良いものは色あせないと今更ながら実感です。

ぜりー魚

アロマティカス

  • ぜりー魚
  • 2022年02月24日

こんにちは。  

2月後半になっても朝と晩は冷えてまだまだ寒いです。

先月、室内のアロマティカスの植木を手入れしていたところ、茎辺りの木質化が進み枯れ始めていたので、慌てて上の方の茎を切り水に挿しました。

アロマティカスとは、シソ科プレクトランサス属の非耐寒性多年草の植物。 多肉植物に近い葉をしています。ミントに近い爽やかな香りを楽しめる植物です。特に葉が柔らかくぷにぷにした感触がお勧めです。

多くの植物は、5~10月に成長期といわれますので、冬の寒い季節は挿し木に向かないのですが仕方なく水挿しにしました。

調べると寒さに弱い植物で、10℃以下なると枯れてしまいます。部屋の明るく日当たりの良い場所に置いたり、夜は机のライトで明るくしたり、やっとの事で根がでました。(画像より)

ここから春先まで根を伸ばして、土植えにチャレンジです。水挿しで、根が出るか1回目の勝負。

土植えで根が腐らず自生できるかが2回目勝負となります。

水挿しから出た根は土の中で出てきた根と違い、いきなり土に挿しても水分をうまく吸収できないので、これからが本当のチャレンジです。  土に植える時に少しずつ水分の量を調整して、うまく自生させていきたいです。

クマベアル

寒いけど

  • クマベアル
  • 2022年02月21日

電車の中づり広告で梅の名所案内を見かけ春の近づきを感じはするものの、冷えた空気を鼻から深く吸った時の鼻の奥がキーンと冷える感覚、まだ冬は手を緩めてくれそうにありません。

とある休日、朝からこたつでゲームをしたりテレビを観たりしながらまったりとお家時間を満喫。
お昼ご飯にこたつで鍋料理を食べて温まって、こたつでまったりしたのち近所を歩いて散歩して、冷えた身体をこたつと夕食の鍋料理(別味)で温めてと、これでもかと鍋料理とこたつを堪能する一日を過ごしました。

家に籠らず散歩に出て、温めて冷やしてまた温めてが心地よかったのかもしれないと思いました。

ふと思い返せば、

お風呂でホッカホカに温まった身体を外気で冷やす、ひんやりとした外気の心地よさ。(体調を崩す恐れがあるのでほどほどに)
水で手を洗った後や風で冷えた手がジンジンと温まってくる感覚。
温かい飲み物をあえて外で飲んで、飲み物の温もりがじんわりと身体をめぐる感覚。
風の強い凍える屋外から屋内に入った時の、あぁ助かった!と思う安堵感。

温めて冷やして、冷やして温まって、癖になりますね。
まだいろいろあるなぁと、苦手だけど嫌いになれない冬の良さを認識したように思います。

皆さんは冬の好きなところはありますか?

なんこつ

百聞は一見に如かず

  • なんこつ
  • 2022年02月17日

こんにちは、なんこつです。

年始に発表されましたが、『ツルネ』シリーズの劇場版の公開が今年の夏に予定されているので、

現在鋭意制作中です!

 

どの作品も続編が始まる時は毎回なのですが、

『ツルネ』も久しぶりの制作なので、感覚や注意点を思い出すところから始まりました。

作品柄特に、ゆがけ・弓・矢・袴など、日常的にはあまり見かけないものを絵描くことになるので

ペイントや色作りをする時にもその物の構造や質感を理解しておくことが重要だなと思っています。

 

それらを知る為には、

資料用として本物の弓と矢が会社にもあるので、手に取って重さや触り心地を体感したり

社内の弓道経験者の持ち物のゆがけを見せてもらって汚れや経年劣化による変色の仕方を観察したり

弓道具屋さんまで足を運んで、想像以上に沢山のバリエーションがあるのだなぁと知識を得たり。

インターネットで得る情報だけではなく、まずは実物を見て感覚に落とし込む、ということを

専門的な道具を扱う作品では特に大事にしています。

 

新作では湊たちの成長を描くと共に、この数年間を経た私たち作り手側の成長も見せられるような

そんな作品にしたいねと話し合っておりますよ…!

4月公開の『Free!-the Final Stroke- 後編』と共に、 夏の『ツルネ』も是非楽しみにお待ちくださいね!