【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

先日、前期が終了し後期が始まりました。
前期という6ヵ月の期間はあっという間に終わってしまったように感じました。
この前期の間に、たくさんのことを学びました。
入塾前は人物ぐらいしか描けずキャラクターの動かし方や、パース、画角等の授業を受けて自分の中で少しずつ理解していくことで描ける幅がとても広がりました。
自分の中で中々理解が出来ず、何度も何度も思考しながら課題に取り組むのはとても大変なことでしたが、その経験は自分の中で確実に力となっている実感があります。

しかし実力不足な点もたくさんあります。
背景が少し描けるようになっても人物と背景が合致せずにどこか違和感が残る絵 になってしまったり、人物を動かしてもどこか動きのスムーズさに欠けてしまっていたりと細かい部分に対して気を配れていないので、課題を見直していき自分の力にしていかなくてはいけません。

これからの後期では、画力の底上げや動きに対する研究に力を注いでいきたいです。
また、空間の中にしっかり人物を存在させる説得力のある絵を描けるようになろうと思います。

2021.10.01

後期の目標

【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

入塾して半年が経ちました。
前期の授業の課題を振り返って見ると、動きの軌道がおかしかったりデッサンが崩れていたり、全然描けてないなぁと痛感します。

前期の自分の課題の取り組み方を思い返して見ると、紙の上で悩む時間が多かったように感じます。

このポーズが自然に描けない、重心がどこに移動しているのか曖昧等、資料を見ながら描いていても、なかなか紙に思うものが描き出せずに悩んでいる時間多かったように感じます。

今思うと資料を見ながら描いてもなかなかうまく描き出せなかったのは、自分がその資料を理解できていなかったことが原因だったように思います。

後期では、資料の分析と原画を描く前の準備に力を入れて紙の上で闇雲に悩む時間を減らしていきたいです。

そのために、全体の動きを把握し一連の動きのサムネイルスケッチをする、原画を描く際に描けないポーズがあったら一旦置いてポーズのクロッキー、模写、ポーズの三面図を描いてみる、資料を見るときは、資料を見ながら描くのではなく資料を”理解して描く”ということに重点を置いて取り組んでいきたいです。

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第30期生】

現在、「レイアウト」や「振り向く」、「持ち上げる」などいくつかの課題に取り組んでいますが、どの課題も思い浮かべたイメージを形にする事に苦戦しています。
例えば「振り向く」の課題では、振り向くだけでもいろいろなパターンを考える事ができます。明るく元気そうにや、アイドルのように可愛らしくなど色々思いつきはするのですが、動きのイメージがぼんやりとしてしまってなかなか形に出来ません。
「持ち上げる」の課題では重たい物を持ち上げるという動きをイメージする事自体に苦戦しました。実際に自分で重い物を持ち上げてみたり、動画を検索して参考にしてみたりしたのですが、全く重たそうに見えません。講師からアドバイスを頂いて、頭では理解できた気がしても、自分の中での動きのイメージが固まっていないせいでなかなか上手く進みませんでした。
どちらも上手く形にできない理由は、自分の中でキャラクターのイメージを固められていない事や、単純に画力不足、重心や人体の構造を理解できていない等あると思いますが、特に最近は動きや芝居の引き出しが少ないからだと感じる事が多々あります。
引き出しが少ないから、頭の中でイメージする物の解像度が低くなってしまい、 形にする事に苦戦します。
そういった引き出しを増やすには色々な映像作品を観る事が大切です。まだまだ 映像作品から学び取る事に慣れていないため、気付いたら普通に楽しんでしまっている事も多いですが、自分が良いと思ったり印象的だったシーンや画面は記録して、着実に自分の引き出しを増やして行けるよう、多くの作品に触れていきたいです。
そして、普段の生活の中でも、様々な事に関心を持つことを忘れないように意識していきたいです。

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第30期生】
どんな職業でもそうだと思いますが、アニメーターという仕事も常に時間を意識する必要があります。動画の課題をするにも原画の課題をするにも講師の方から時間を尋ねられるのですが、特に原画の場合ですが、今の自分にはなかなかその時間を考える意識というよりかは、一つ一つの課題をなんとかイメージ通りに完成させることでいつも手いっぱいになってしまいます。
自分の中にイメージや画力の引き出しや経験値が少ないなど、立ち止まる要因が多いため、スピード感を持って課題に取り組むというところまで意識をもっていけないのだと思います。

時間をかけてでもできないことが、短い時間の中でできることはないと思うので、まずはできることからスピードを上げて取り組んでいくしかないのかなと思います。
特に原画の動きの課題は、早く描きあげたいのに手が進まないもどかしさがあり、どの動きを描くのでも少しづつしか進められないのですが、焦っても突然手が速くなるなんてことはないので、時間という意識を常に持ちつつ、少しづつでもスピード感を身につけていきたいです。

【京都アニメーション アニメーター科 第30期生】

現在レイアウトの授業に取り組んでいます。
課題をする中で自分が難しいと感じたことは画角感を適切に表現するということです。望遠寄りに描いていたのに、圧縮が思ったより足りていなかったことや、空間に対しての物の圧縮感を自然に描くのに苦戦します。また、キャラクターの画角と背景の画角が同じになるよう自然な角度や位置に配置するのも難しいなと感じます。

問題点を探って行く中で自分が苦戦してしまう原因に構想意識が不足しているのではないかと感じました。
描き始める前にある程度イメージは固めていましたがそのイメージが曖昧なもので「なんとなく望遠」「なんとなく広角気味」といったところが画角を適切に表現できない原因のような気がしました。
なんとなくという曖昧なイメージではなく最初にどういう画角にするのか、どういった配置でフレームに収めるのか、それぞれの位置関係はどういう風になるのか、この長さのオブジェクトは手前のものに対してどういう長さになるのか等具体的なイメージと出力した時の奥行き感を考えて絶対外さないというくらいに頭の中で整理して描きださなければ、出来上がったものが曖昧な画面になってしまうと感じました。

パースを正確に描こうという意識が優先してそこばかりに引きずられがちですが、一番は「イメージした画面の雰囲気を自然に表現する」ということでそこを忘れないようにしたいです。自分がイメージしたものを的確に描き出せるようになるにはやはり技術が足りていないと足かせになってしまうように感じます。これは原画や動画の課題をしている時にもよく痛感しています。イメージを的確に表現できるようになるために日々研究を重ねていきたいです。