こんにちは。きよみずです。
最近はお料理の色指定をする事が多かったので、その事について書いてみたいと思います。
アニメーションの物語の中でお料理の絵が登場する事があるかと思いますが、
1色1色、色指定で作成しています。
色を作る時に気を付けている事は、見た人が何のお料理かわかるように
配色する事と、おいしそうに見えるようにと考えています。
(お話の内容によっては、まずそうに見えるように色を考える事もありますが。)
だいたいアウトライン・ノーマル色・影色・ハイライトぐらいの限られた色数の中で
お料理を表現しています。特殊効果等で質感をグラデーションで入れる場合もありますが、
その前の工程として基本的にはベタ塗りだけでも完成として見ても
大丈夫なようにと考えています。
表現したいお料理に使われている素材や、どんな調理方法なのかも重要になってきます。
野菜なら生なのか、熱が通っているのか。生ならみずみずしく彩度を上げて
パリっとさせたり、熱が通っているなら調味料の色を加味して少し色を濃くして
くたっとさせたり、油を使って炒めているならハイライトの色を明るくして
テリっとさせたり。などなど。
例を少しお伝えしてみましたが他にもいろいろな料理工程を考えて
色を作っていると自分がお料理している気分になってきます。
難しいですが、奥が深くてとても楽しいです。
他にも書きだすととても長くなりそうなのでこのあたりで。
それでは、また。