コシャリ

とある美術展にて

  • コシャリ
  • 2024年07月25日

こんにちは。コシャリです。
このところ暑い日が続きますね。皆様どうお過ごしでしょうか。
私は先日炎天下の中を歩いていました。
「最寄り駅より徒歩10分」と書かれたアクセス情報にもはや最寄りという概念さえ見失いかけていました。
下り坂ということだけが唯一の救いです。
目的地はとある美術館。
世紀末を舞台にした漫画の作者さんと、アニメーターから漫画家に転向された漫画家さんの画展です。
美術館では生の原稿が所狭しと展示されていました。
肉筆で描かれた原稿の迫力は凄く、カラー原稿の写植の載せ方すら芸術性を感じるほどでした。
スクリーントーンの貼り方やホワイトの飛ばし方などどれをとってもまさに職人芸で、ひたすら魅入っていました。
昨今ではデジタルが主流になりましたがデジタルにはデジタルの、アナログにはアナログの魅力があると再認識しました。
またアニメーターから転向された方は、初期はアニメーターらしい線で描かれている作品が多かったですが、漫画家になってからは線の雰囲気が変わっていって、それぞれの媒体に適した線の引き方があるのだなと興味深かったです。
2つの画展をはしごしただけあって見終わった後の疲労感はなかなかでしたが見に来てよかったと思いました。

あとは帰りの上り坂をひたすら登るのみです…。
夏のお出かけの熱中症対策は万全にしましょう…。