京都の梅雨入りはまだのようです。
この季節、暑く汗ばむ日には手で動画用紙がふやけてしまったり、鉛筆の線を擦って紙を黒ずませやすかったりして、また雨の日には鉛筆の線が紙に乗りにくくもなり、それで湿度が高いなと感じたりもします。
日が落ちて窓を開けたままにしていると、光を求めて小虫が入ってきてしまい、動画用紙をパタパタしている隙間に挟まられておなくなりに…なんてこともしばしばです。
6月、近くの和菓子屋さんで水無月のポップが出ていました。
水無月は「1年の折り返しに、これからの半年の無病息災を祈願して食べる」和菓子だったんですね。
深く意味も知らずに喜んで食べていましたが、「もう1年の折り返しかぁ…」という気持ちを嚙み締める和菓子になりそうです。
さて、作品制作とは別に、作画の研究として、同じ課題を動画スタッフ全員で取り組むことをしています。皆でそれぞれの上りを見てフィードバックし、それをまた仕事に活かしていこう!というものです。
同じ課題をやっていても、それぞれの個性ややりたかったことが様々見えて、他の人と自分との仕上がりの違いがとても刺激的で楽しいです。
ここにこだわったんだろうなという意図が伝わってきたり、こう挑戦したかったのに上手くいかなかったな、もう一度やってみよう、この表現面白いな、参考に真似てみよう等々、いい勉強になっています。
より良い動きを目指して、研究を積み重ねていきたいです。