なんこつ

色えらび

  • なんこつ
  • 2022年06月13日

最近、色んな色の不織布マスクを安くゲット出来まして

その日の服装とマスクの色味を合わせるというのをやってみています。

なんとなく上手く配色出来たなと思う日は、自己満ですがちょっとウキウキです。

せっかくマスクを付けるなら少しでも楽しみたいなという思いで過ごす今日この頃です。

 

そんなこともありつつ、「色」が持つ力が好きだなと最近改めてよく感じています。

ファッションやメイク業界でも、数年前からパーソナルカラーなど注目されて賑わっていますよね。

ネイルとかも、体の一部の小さい面積ですが、気分や季節に合わせて配色を考えたりして

色を付けるのも楽しい文化だなと思います。

そうやって自分の好きな色だったり、意味を考えたりして色を身に纏うと、

嬉しくなったり元気になれたり、もしくは涼しく感じたりホッとしたり。

とにかくポジティブな気持ちになれることがあるので

それは色が持つ特別な力のように感じています。

 

そんな「色」についてですが、アニメの色も楽しい世界なので是非覗いて下さい。

 

アニメの色彩設計・色指定では、作品にもよって異なりますが、

当社でよくあるものだとキャラクターのパーツ(肌・髪・服など…)ごとに4色ずつ色を作っています。

固有色(ノーマル)、光が当たってる色(ハイライト)、

影の色(1号影)、更に暗い影の色(2号影)の4色です。

アニメは基本、グラデーションのないベタ塗りでの表現なので、

その1色ずつを調整して、世界観だったり質感だったり、キャラクターらしさを表せられるようにします。

影の濃さやハイライトの明るさなどを少し変えるだけでも見栄えが結構変わるので、

どう見せたいのか?と考えながら、ベストマッチした1色を選び取るのは、

難しくもありやりがいのあるお仕事です。

 

昔は絵の具だったのでより難しかったと思うのですが

今はデジタルに変わり、とはいえRGBには約1670万色もの色があって

そこから1色を決めるというのも自由度が高すぎて、いつも悩んでおります。。

 

子供の頃から楽しんでいたアニメですが

キャラクターの色がそうやって作られていることを学生の頃に知った時、

私はとても胸が熱くなりました。

 

色への興味が強い人が多いように感じる世の中、

アニメの色の世界にも少しでも興味を持ってもらえると良いなと思っております!

今後の作品もお楽しみください!

以上、なんこつでした。