山五郎

猫は液体。

  • 山五郎
  • 2021年08月09日

こんにちは、作画担当してます、山五郎です。

 

最近、猫を描く機会があったので、猫について話そうと思います。

 

動物をアニメーションで表現するのはとても難しいんですが、個人的に猫を描くのは特に難しいと思ってます。

自分も猫を飼っているんですが、猫を身近で観察してると体が柔らか過ぎるせいか、ポーズや角度で体積が変わって見えるんです…。

なんか、シュッとして細く見えたり、ダラ~っと寝ている時は太く見えたり。

そのまま描いたら作画崩壊みたいになりそうで、怖いんですよね。

 

それに加えて独特の可愛さのバランスと、猫特有のしぐさみたいなものがあって描いていても、もっと可愛いんだけどな~。もっとこう猫感足りないなぁ…。ってなるんです。

 

いつか、最高の可愛い猫をアニメーションで表現できるように日々、自分の家の猫を研究していきたいと思います。

 

猫とは違いますが、可愛いドラゴン達が見れる『メイドラゴンS』も皆さんよろしくお願いします!!

やなぎ楓

思い出のフェスティバル

  • やなぎ楓
  • 2021年08月02日

こんにちは! やなぎ楓です。


11月に開催される『KYOANI MUSIC FESTIVAL』の抽選販売が始まっております!
京都アニメーション初の音楽ライブイベント、作品を彩る名曲の数々を、みんなで!いっしょに!生で鑑賞できるこの機会、気になった方は是非是非公式サイトをチェックしてみてください。

 

フェスの告知にちなんで、今回はアニメーションにおける音楽の話に触れたいと思います。
映画やアニメなどで流れる伴奏音楽は「劇伴」と言われ

映像作品において重要な要素の一つとなっています。

作画職の自分も、作品の制作過程において音楽が乗る前の映像と

音楽が乗った後の映像の両方を見るのですが
音が乗ることで作品の焦点が絞られて、ぐっと解像度が上がるような…

そんな感覚があって、この仕事に携わって数年経った今でも毎回驚かされています。
また、劇伴だけでなく効果音も大事な要素の一つで、これらは「そのシーンで何が起こっているか」という描写を補強してくれるものでもあります。

自分の例で言うと、『メイドラゴンS』では高いところから落下するシーンを描いていて

画だけでは落下してる感薄いかな…?と悩んだりしていたのですが
完成映像では落下音(高所から落ちることによる風の音)が足されていて、ちゃんと落ちている風に見える! と印象の違いに感動したのを覚えています。

 

奥が深い映像の世界、時にはお気に入りの作品をミュートで鑑賞してみるのもおすすめです。
以上、やなぎ楓でした。