波音

衣替え。。。迷いに迷い、衣かぶりな今日この頃。

どうも、3Dクリエイターの波音(パオン)です。

 

まだ、寒い日がたまにあるので衣替えしきれず、家の収納が少し賑やかになってしまってます。

 

皆さん、連続ショートアニメ劇場『ミニドラ』はご覧になられたでしょうか。

『小林さんちのメイドラゴンS』7月放送開始記念で、毎週水曜18時から『YouTube』の『KyoaniChannel』で配信中です。

各話1週間限定公開となりますので、まだの方は是非お見逃しなく!

 

私も毎週、癒されています。

そんな『ミニドラ』ですが、OP(オープニング)とED(エンディング)は3Dをメインとして制作してます。

 

普段は作画の雰囲気に寄り添った3D表現が多いのですが、今回はいつもと違った表現にチャレンジさせて頂いてるので驚かれた方も多いのではないでしょうか。

 

少しだけ3Dの技法的な事を言いますと、いつもは3Dのキャラクター等をセルアニメの様な表現をしてくれる『セルシェーディング』と呼ばれる表現を使っていますが、今回のOPでは『フィジカルベースドレンダリング』という技法を使用しています。簡単に言うとより現実世界に近い光の計算により、フォトリアルな表現を可能としてます。

 

ただ、今までの仕事ではやってこなかった表現なので初めは調整しきれず、1フレームをレンダリング(画像を描きだす)するのに9時間半かかってしまいました。

 

あの時は本当に絶望しましたよ。。。「オワタ」←心が砕ける声

今となっては良い思い出です。

 

最終的には1フレーム30分以下に抑える事ができ、何とか皆さんに映像をお届けする事ができました。

  

作画とはまた違った表現ですが、視聴して下さる方に、楽しんで頂けたらという思いで新たなチャレンジをして作った映像なので、合わせて違った雰囲気も楽しんで頂けたら嬉しいです。

 

それではまた、次回、小林さんちに癒される波音でした。

シュタインフェルト

ポータブル電源★シュタインフェルト

  • シュタインフェルト
  • 2021年04月19日

ミニ・メイドラゴン「ミニドラ」毎週水曜更新
今週もよろしくです。

シュタインフェルトです。

○土曜日(17日)のユーフォニアム公演お疲れさまでした!
名古屋センチュリーホールという場所がまた感慨深く
最近発売されたドラマCDに出てきた「トランペット吹きの休日」の演奏もあり、
まさに最新版「響け!ユーフォニアム」の公演でした。
演奏する楽曲は今後も増えていくことになるはずなので、
またこういった演奏会の機会があると良いですね。

○さて、話変わって…、もしもの災害時や
車での出先でプチ・ピクニック(ラーメン食べたりコーヒーを飲んだり)するのに使えるかなーっと

「ポータブル電源」を買いました!
モバイルバッテリーの大きいようなやつです。
スマホを何十回も充電できます。
ノートパソコンでもなんでも消費電力が500Wまでの家電なら大抵オッケーな筈です。

○これで電気ポットがあればお湯も沸かせる!と思っていたのですが
思わぬ落とし穴が!
電気ケトルって結構消費電力が高いんです。かなり高いです!
大抵1300Wもあったりして、これでは僕が買ったポータブル電源では使用できないです。
ですので消費電力の低い電気ポットを探して購入しました。

同じようなことを考えている方も多いと思います。
お持ちのポータブル電源が使える消費電力などに気をつけましょう。

もっと容量の大きな電源を選ぶという考え方もありますが
大きくて重いと持ち運ぶのも億劫になってしまいます。
災害時だけに使うというのなら据え置きとして割り切るのも良いですが
普段使いもしたいので、落としどころが難しいです。

○お湯を注いで食べられるフリーズドライの「ご飯」を試しに食べてみました。

リゾット風になります。
お湯だけでなく水でも戻せて、かつ保存期間が5年ってところが素晴らしいです。
とても非常時向きですが、もともとはアウトドア用です。
ちなみにポットの方は500ccのお湯を沸かすと7分ほどかかり、バッテリー残量は92パーセントになりました。
うーん、非常時なら持って3日というところでしょうか。

なんならリゾットは水で我慢かな。

○ここでクリエーターっぽい話もしなくてはと、
前回買ったトレス台をポータブル電源に接続してみます!

ケーブルはUSB!

バッチリです。
これで停電時も仕事ができます!?

それではまた!

えむえむ

古い町並み

  • えむえむ
  • 2021年04月15日

 今現在、住んでいる場所で普段から生活しているとなかなか気付けない事があります。ふと思い返すと周りの住宅群が一世紀以上ほど変化がないという事実です。古いものでは江戸時代からあるもの、明治や大正時代の家々がそれなりに残っているようです。

 最近特に静かに驚くのですが、こういった家々を鑑賞するためでしょうか、
観光客がちらほら見る事が出来るようになりました。土曜や日曜の朝、寝ていると家前の道路から数名の話し声が聞こえてきて「おや?」となるわけです。「この家は古いな!すごいな!」といった声がするのです。思い思いにカメラを構えて家並みを撮っていらっしゃいます。春になると桜並木のスポット目当てで急に賑やかになるのはずいぶん慣れましたがこういった家並みを目的に来られるのはここ最近増えつつあり驚いています。

 私自身も少し調べてみますとやはり100年くらいは大きな差は無いようです。我が家自身は昭和40年代にはまだ土間や釜があり、薪をくべてお風呂をわかすタイプのものを使っていました。どんどんスピード感が増して街並みが変化する中、昔ながらの古い町並みも決して悪くはなく、ただ「新しい+古い」というだけで大きな問題は実のところなかったというのが私自身の純粋な気持ちです。

独楽

目線②

  • 独楽
  • 2021年04月12日

こんにちは。独楽です。

 

前回と似たようなタイトルですが、今回はまた違ったお話をしたいと思います。

  

「目は口程に物を言う」ということわざがあります。

情のこもった目つきは言葉で説明するのと同等に相手に気持ちが伝わるものという意味ですが、アニメにおいても「目」というものはやはり重要な要素になります。

 

キャラクターを映した画面の場合、構図にもよりますがそのキャラクターが画面の主題となっていることが多いです。

観る人の目線はキャラクターに集まりやすく、顔が映っていれば顔へ、ひいては目へと吸い寄せられていきます。

 

表現を行う上でキャラクターの表情、とりわけ目はとても重要で、
「目は口程に物を言う」という言葉のとおり、ここの描き方ひとつで観る人に伝わるものが変わってきます。

アニメに限らず、絵で表現されたキャラクターは作品ごとにデザインされており、「目」の形状も様々、千差万別です。

そこに表情を付け、嬉しいや悲しい等キャラクターの感情を描き表さなければなりません。

 

なんだか難しく聞こえますが、絵で表されたキャラクターはある意味で記号化されているので、そこに乗せる表情も実はある程度パターン化されています。

顔文字なんかがいい例ではないかと。

 (>_<) (^_^) (;_;) (@_@) 等

こう描けば、こう見えるというテンプレートのようなものがあり、それに則して描けばどのようなデザインでもある程度表情をつくることができます。

 

さっきから「ある程度」と付けているのは、ここからが難しい部分で、実際に絵として仕上げる際には適した表情が描けているか常に微妙な調整が必要になりますし、例えば「嬉しいと悲しいが同居した顔」なんていうものも、キャラクターを表現する中で普通に出てくるからです。

 

瞼と瞳のかかり具合とか、左右の白目のバランスとか、目と眉毛の距離とか、目線がこれで合ってるかとか、これでいいのか毎回四苦八苦しながら描いています。

でもそんなことを考えながらキャラクターの表情をつくっているときに

「今、命を吹き込んでいるなぁ」なんてことを思ったりします。

 

画面の中に生きるキャラクター達の目を皆さんが見たときに、皆さんの心に何かが届いていればいいなぁと思います。

 

それでは、また。

てんぷらヨーグルト

おちょこを買った話。

  • てんぷらヨーグルト
  • 2021年04月08日

こんにちは!作画のてんぷらヨーグルトです。


天ぷらが大好きなのですが、最近天丼を食べきるのが苦しくなってきた気がします。
なのでヨーグルトを添えて緩和してみました。よろしくどうぞ。

最近、友達と某有名なお寺へ出かけました。住んでる地元に近すぎる観光名所は逆にあまり行かないよねという話になり、観光してきました。

甘酒ソフト美味しい…。

お寺への道にはたくさんのうつわのお店があります。
友達が家にあるご飯茶碗を割ったのでここで買っていきたい、と片っ端からお店を覗いていきました。
するとそこでひとつのおちょこに目が留まりました。

全体は紫がかった鉛色で底が鈍く光っており、そのきらめきがまるで
月に雲が薄くかかった時に見える、淡い虹のようにみえました。

きれいだなあと手に取ったおちょこをずっと眺めていると、お店のおばあさんがそばに来て
そのおちょこを作った作家さんの話を少ししてくれました。

最近力をつけてきた新人の方だそうで、このおちょこと並べて一緒に焼いて作ったもう一方の
おちょこは出来があまり良くなく、引き取らなかったというエピソードまで聞きました。

そばで同じように焼いていてもそれぞれ器の表情が異なってくるようで、実際私が手に取ったものと同じ種類のものでも、大変きれいでしたが色味、輝き方がより明るくなっていたり透明感があったり
しました。

改めて職人の世界はやっぱり大変だなあとしみじみ思いながら、「このおちょこ気に入りました!!」という思いも込めて購入させていただきました。

気づけば友達はすでに茶碗を買って待ってくれていました。
そして購入した器にほくほくしながら我々は帰路につき、満足した一日を過ごせました。

作家さんの名前をメモしてくるのをうっかり忘れてしまいましたが、またいつかあそびに行く事があったらもう一つ買って、友達と飲みたいなあと思ってます。

それではまた!