ケバブドン

急がば回れ

  • ケバブドン
  • 2021年03月01日

お久ブりドンです。ケバブドンです。

この挨拶は多分もう二度と使いません。

 

皆さん、先日の『メイドラS』の発表会はご覧いただけましたでしょうか。

最高のキャスト陣。最高の制作陣。

何より最高のファンの方々に支えられて、ここまでやってくることができました。

感謝してもしきれません。本当にこの仕事をしていてよかったと思える瞬間です。

4月から1期の再放送。そしていよいよ7月より『メイドラS』の放送が始まります。

そこにはたくさんのサプライズも詰め込んでいますので、楽しみにお待ちください。

 

さて、以前お話しましたが私は「文芸職」として様々なプロジェクトに携わっております。

「文芸」と言いつつ仕事は多岐に渡り、新しく入ってきたスタッフたちは

「そんなことまでするんだ」と驚くことがあります。

ですがどんな専門技能も、それだけを学んでいては頭打ちになるもので、

天啓というものは案外無関係なことをしているときに降りてくるものです。

 

有名な作家・漫画家が、元々は医者だったりサラリーマンだったりするように、

あらゆることを経験することが結局、専門的技能を高めるキッカケになります。

急がば回れですね。

特に文芸はあらゆる知識を備えておかないと、多種多様な作品に対応できないですから、

もし将来的にそういった仕事に就きたい方は、たくさんの経験をしておくことをオススメします。

 

特にたくさんの「失敗」を蓄積していくといいかもしれません。

成功ばかり選んでいる人間は薄く脆く崩れやすく、

失敗を積み重ねている人間はしぶとく強く生き残るというのが私の経験則です。

時間が経てば、失敗は「嘲笑」ではなく「感心」に変わっているはずです。

 

偉そうにものを言ってすみません。

それでは3月も頑張りましょう。

高い空

写真について

  • 高い空
  • 2021年02月25日

昔から写真を見るのが好きで、本屋さんに行くと真っ先に写真集のコーナーに
向かいます。写真集はよいお値段がするものが多いので学生時代は古本屋をひ
たすら巡っていたりもしました。
今は気になる写真家の方々の作品もネットでもみれるようになったので
古本屋をあてもなくさまよっていた自分としては夢のような環境だな、と思う
こともあります。

写真を見ることはアニメーションの撮影でもとても勉強になります。
構図、色、光の入れ方、フォーカス具合等々よい写真を見ると
なんでこんな風に撮れるんだろう?どうやったらこんな光を入れれるんだ、と
疑問がたくさん湧いてきます。

じゃあ実際自分でも撮ってみよう、とカメラ片手に街にでて撮ってみるのです
がこれがなかなか上手くいかず、、、出来上がった写真と自分の頭のイメージ
が合致せず、結局PCに取り込んで「ここもっと光入れて、青みも足して、電柱
ももっとこっちに、、」と加工しているとふと気づくのです、

「こ、、これは普段仕事でしていることだ!」と。

無意識に自主トレをしていたようです。
写真家の方々もPCに取り込んで色味をいじったりするそうですが自分の場合はパ
ースを変えたり電柱足したり雲足したりと加工するのが好きなのでやっぱり写真
を撮るよりアニメーションの撮影が向いているのだな、と思っています。

ただなにも加工しないことへの憧れもあります。。。
写真フォルダの中には奇跡的に構図、色、光の入れ方、フォーカス具合が
完璧(自分の中で・・・)な一枚が500枚中一枚くらいあるのでいつか自分だけの
写真集を作ろうと思っています。

ふでぺん

メイドラS楽しみです。

  • ふでぺん
  • 2021年02月22日

小林さんちのメイドラゴンSは原画をやってます。

 

こんにちは、ふでぺんです。

  

今回は結構ギャグをやらせて頂いているので、そこがクスっと笑える映像になってれば嬉しいです。
やってみて思いましたが、ギャグをやるにはテンポ感が大切だと感じました。
ツッコミのセリフを入れるタイミングだったり、スライドでキャラが入ってくるスピードだったりと色々気を付けることがある事に気づいて勉強になりました。

 

それから、おもしろい動きをつくる難しさにあらためて気づいたり。
ただ走るだけではつまらなくなってしまったので、少しぐらついてみたり、ジグザクに走ってみたり。
そうすると重心の傾きを考えたり、どんどん描くのが難しくなったり。

 

とにかく画力と発想力がもっと必要だ!と感じる毎日です。

 

原画経験の浅いふでぺんなので、毎日が勉強になる事だらけです。
日々、少しづつ成長していきたいと思います。

 

放送は7月からですが今から楽しみだな~~~!と思います。

 

以上、ふでぺんでした。

味しみ大根

小さなこと

  • 味しみ大根
  • 2021年02月18日

こんにちは、味しみ大根です。

少し前のことですが、厄除けの祈祷を受けてきました。

当日はあいにくの雨でしたが、雨音と宮司さんの声だけが響く空間はとても特別な感じがしました。

 

さて、まだまだ外出もはばかられる日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

こうも外に出る機会が少なくなると、時間の感覚がぼんやりと薄くなって、体内カレンダーが少しずつズレていっているのを感じています。

 

このままでは自分の中の季節感が全くなくなりそうだったので、最近は散歩ついでに近所のお花屋さんで切り花を買うようにしています。

一輪だけでも部屋が明るくなりますし、気分転換にもなるのでおすすめです!

もともと知識があまりないので、店員さんにその時期の旬や並んでいる花について教えてもらう事も新鮮で楽しいです。

買ったお花は間近でじっくり観察して、アニメにするにはこういう塗り分けをすれば表現できそうだとか、このグラデーションは映像にするには難しそうだなとか、研究材料にもなって一石三鳥くらいです。

 

いきなり大きなことを始めるのは難しいですが、こういう小さなことでも積み重ねていけば、自分の中の知識や引き出しを広げて行けるなと改めて思う日々です。

アナゴ

自然な演技

  • アナゴ
  • 2021年02月15日

アナゴです

ぶら下がり系の健康器具を購入しました。運動不足への僅かな抵抗です。
使用を怠ると、洗濯干しに変貌しますが、今のところその予兆は見られません。
日課になるように、続けていきたいです。

仕事の方は、演出作業中です。
このところ、自然な動きに注力することが多かったと思います。
この事はプロ養成塾のアニメーター科の授業内でも塾生と一緒に考えることが多いですが、いくら研究しても簡単に答えが出ないことが多々あります。
振り向いたり、靴を履いたり、物を拾ったり置いたり。
人が無意識に出来る行動になるほど、自然な動きのイマジネーションが捉えにくいかもしれません。
アニメーターは、自分で実際にその演技を行って、作画のきっかけを作ろうとします。
必ず必要なことですが、無意識にする行動を意識的にすることで、自分で行った演技自体が不自然になることが有ります。
その状態になった時は、無意識を、自然な状態で認識出来ないと、正解に近づけられません。
例えば、食事中の箸の向きとか、手慣れた行動の視線は次の行動に先行するとかです。
感覚的に、なくしものが見つからない時と似ています。
上手くいかないときは、無くしたテレビのリモコンと同じで、「この部屋に有るのか?」とまでになりますが、ここを攻略していくことが、面白いところだと思っています。