こんにちは。
2021年の節分は1897(明治30)年以来124年ぶりに、珍しい2月2日の節分です。
偶然ですが、通りかかったお寺の豆まき行事に参加してきました。
そういえば、初詣はまだですし運動も兼ねて、お寺へ参拝し、お守りを購入して、帰ろうかなと思っていたころ、案内係の方に「豆まき行事が行われていますが参加いかがでしょうか」と声を掛けられまして、そのまま言われるがまま、お寺の豆まき行事に参加。
参拝者は、密にならないように配慮され、入る前に消毒し涼しい通気性の良い屋内へ。(寒い屋内)お経を唱える中に案内され、来たのは良いけれど正座が何時間も続いたら、どうしようかと、とても途中退室できる雰囲気ではなく、おどおどしていましたが行事は30分間程で終了致しました。
最後は豆撒きが行われ、豆を沢山浴びてきました。
豆をまく際、「福は内~、福内~、福内~」の掛け声。
豆まきの掛け声は、「鬼は外~」、「福は内~」で育ってきた身としましては、不思議なようで新しい掛け声のように感じました。
「福は内~」だけを言う掛け声は、鬼は払っている事や、鬼も差別しない、福だけを招き入れる色々な考え方があるそうです。節分の豆まきの掛け声は地方様々で面白いです。
身近な豆まきの掛け声について、調べてみてはいかがでしょうか。
初めまして、ブログを担当します作画職のクマベアルと申します。
話題としては少々古いですが、年末年始はどのように過ごされましたか?私の場合、例年だと実家に帰省して過ごすのですが、昨年は帰省を控えようと思い自宅で過ごしました。
普段の実家での年越しとお正月は、郷土料理を食べて年を越し、ご当地お雑煮を食べてお正月を迎えます。しかし今回は人生初となる独りでの年越しとお正月。何としても郷土飯で年を越さなければと謎の使命感に駆られ、母にレシピを聞き郷土料理に挑戦しました。水に調味料を加えて鍋で具材を煮込む、あっさりとした挑戦でしたが、その味はほぼ実家の味でした。これで年が越せるとほっこり。
一夜明けてのお正月、実家から送られてきたお雑煮の具材、丁寧に調味料まで送ってくれていました。水に調味料を加えて鍋で具材を煮込む、作業はあっさりでしたが、実家の味にかなり近づけられました。これで新しい年を迎えたなぁとしみじみ。
2020年の年末年始はいつもと違った形になりましたが、だからこそ気付けたものがありました。慣れてしまった普段の生活の中でも、違った視点を持つことで新しい気づきがあるなと改めて思ったのでした。
初めまして、クリエイターズ・ダイアリー初参加のなんこつと申します。
仕上げ職で色々担当しています。
ゆる可愛い生き物が大好きです。今後ともゆるりとよろしくおねがいします。
今日は、仕上げ職のうちの一つ、「特殊効果」の仕事について語ってみようかと思います。
「特殊効果」、略して「特効」とは、デジタルペイントで仕上げられたベタ塗りのセルに、
質感やほほの赤らめなどのグラデーション表現を付け足したり、
効果線や空気のエフェクト素材をブラシで描いて作ったりする工程です。
『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』では、様々な“汚れの質感”にこだわりました。
小物に付いている汚れは何かが付着して汚れているのか、経年劣化によるものなのか?など、
色指定陣と細かくイメージのすり合わせをしたり。
後半でヴァイオレットの肌や服に付く汚れも、泥水が跳ねたての水っぽさのある汚れ、
それが少し乾いて砂っぽくなった汚れ、服に染み込んで滲んだようになっている汚れ、など、
付いている箇所や時間経過によって微調整されています。
また、ヴァイオレット自身はとてもキレイな女の子なので、
汚れてはいるけど“汚く”見えないように…!というのも大事なポイントです。
設定の時点からいくつか試し吹きをして、色彩設計や監督の意見を取り入れつつ、完成形に至りました。
ドルビーシネマ版ではこうして繊細にこだわった特効の表現も理想通りに映像に反映されていました。
媒体もどんどん進歩していて、自分たちのこだわりがしっかりそのままお客様に届けられるようになったことがとても嬉しいです。
逆に言うとめちゃくちゃ細かい部分まで見えるので、身が引き締まる思いもします…!
現在制作中の『小林さんちのメイドラゴンS』でも、特効の技術がたくさん駆使されています!!
他セクションの方々も書いていますが、ヴァイオレットとメイドラゴンでは絵のコンセプトが全然違っているので、
また違ったセンスと技術が問われる日々です。
スタッフ一同で試行錯誤して作っているこの作品を、早く皆さんにお見せしたいです。
7月をどうぞお楽しみに!!
新年あけまして、もう1月が終わろうとしているなんて…びっくりですね。
年々体感最速記録を更新しています。
そんなあわただしく過ぎていく日々の中、先日嬉しいニュースが届きました。
みなさまもお耳にされたでしょうか。
なんとこの度、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が、
第44回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞
に選出いただきました!
…ありがとうございます!!
この一年でいちばん明るく嬉しいニュースだねとスタッフ皆で喜びを分かち合っています。
応援くださった方々、関わるすべての方々でいただいた賞。
みんなの頑張りを褒めていただけた気持ちで本当に嬉しいです。
今の仕事、これからの制作もますます頑張るぞ!という気持ちもいただき、
ここからまた自分たちの心を詰め込める作品作りをしていくことに燃えています。
賞をきっかけにして、またたくさんの方にヴァイオレットの世界が届き広がると嬉しいです。
3月の授賞式が待ち遠しいですが、またあっという間に気づけばもう3月か!と
絶対言っているんだろうなと思います(^-^;
主人公ではなく、名脇役でありたい。
どうも、ハム平です。
皆さんモブという言葉はご存じでしょうか。
これは名前のないキャラクターのことを言います。
群衆キャラや背景キャラ、ザコキャラとも呼ばれるそうです。
単なるにぎやかし要因として見られることが多いのではないかと思います。
ですが、情景や空気感を伝えるためにとても重要な役割をしてくれています。
適当に描きがちになりそうですが、しっかりとキャラクター(個性)をつけてあげることで
画面の印象が大きく変わってきます。
アニメ作品でのモブは画面の主題にならない限り動かないことが多いですが、
立ち方や座り方、仕草などに差をつけてあげることで画面の魅力をより引き立てるものになります。
しかし一歩間違えると悪目立ちしてしまい、モブとしての役割を失ってしまったりします。
たかがモブ、されどモブ。
にぎやかしとして使われることが多いですが、そんな彼らに注目してみると
また違った面白さが見えてきて良いのではないかと思います。