サ芭蕉

時間が消える

  • サ芭蕉
  • 2021年05月13日

お久しぶりです。
作画担当のサ芭蕉です。

ちょうど1年前から利用していた電子書籍のサブスクリプションを
解約いたしました。
といっても不満があったわけではなく、読むのが追い付かず積ん読状態になってきたので、
一旦休憩し改めて何を読もうか考えようと思ったからです。
(紙の本で買ってそのままの物もありまして・・・)
       

主に移動中の気分転換として始めたのですが、
さて、1年でどのくらい読んだのだろう、
コスト的に月に2冊も読めば活用できていると言えるはずだから、
それくらいは余裕であるかなと思いつつ借りた冊数を確認すると
煩悩の数と同じでした。おそらく半分以上はマンガでしょうが、
これは一般的に多いのか少ないのか・・・。
ほぼ読まない月もあったので、自分としてはもうちょっと少ないかと思っていました。

          

そういえば、続きものを読んでいる時は気が付いたら1日に何冊も貪っていたっけ・・・。
没頭していると時間が消える。これぞコンテンツの力。

         

アニメーションというコンテンツ、自分が子供のころは
それがどういう風に作られているのかとか、背景は一切知らないまま、
でも「何曜日にはこの番組をみる!」と
当たり前に自分の日常の習慣に組み込まれていたものです。
いつしか、作る側に興味を持ち、その世界に足を踏み入れ幾星霜、
同じような経過で集まってきた仲間たちと共に仕事をしています。
古い作品の話題が出たとき、
「○○(作品名)、中学生の時にすっごい好きだったんです!」
「○○のときアナタは中学生か・・・(遠い目)」
新しいスタッフが入ってくるたび味わう感慨。

       

そんな世代を超えて通じる共通の思い出。
古典・新作含めて数えきれないほどのアニメ作品があって、それぞれに
多くの人が思い出を持っていて、年月が過ぎても共に語り合える、というのは
考えてみれば壮大な事ですね。
そのコンテンツの制作の一端に自分が関わっている、という事が嬉しいです。