えむえむ

映画公開もうすぐです!

  • えむえむ
  • 2020年09月03日

 「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」があともう少しで公開です。
私自身も大変ドキドキしています。

 私はヴァイオレット・エヴァーガーデンではTVシリーズから引き続いて「美術設定画」を美術監督と分担して作成する仕事に取り組んできました。そもそも「美術設定画」とは何かと言いますとヴァイオレットなどキャラクターが普段暮らしている世界はどんな世界か?郵便社はどんな建物なのか?などを監督や演出家と協議しながら線画に仕上げていく作業です。

 彼女たちの住む街並みは空想世界ですがただの空想だけでは世界は作れません。普段の日常生活など色々想像するわけです。似ている世界はどのあたりでしょうか?そういったところを様々な資料から少しずつ構築するわけです。

 監督からは漠然とヨーロッパでやや南国の印象とのことでした。地球に似た別の惑星で地球と同じような歴史経過があって、電気や自動車や飛行機がまだまだ珍しい時代。大きな世界大戦がようやく終わってしばらく経った時代との説明がありました。監督からは「港町が良い」ということで「こんな感じの街並みかな?」とまず大まかな下絵を見せます。「いやいやこれにね、ヤシの木やシダ植物。南国の花々をにぎやかに咲かせましょう!」…というようなやり取りがあって空想の港町「ライデン」が完成したわけです。

 今回は以上となります。私も映画は本当に楽しみにしています。
おお!あと二週間と少しですよね。緊張します!