やなぎ楓

出会いの単位

  • やなぎ楓
  • 2024年03月28日

こんにちは。やなぎ楓です。

   

春と言えば出会いの季節。私がいる作画セクション内でも、日々沢山の出会いがあります。
今回は人以外のものとの出会い、私たちが現場で扱っている『絵』についての出会いを少し。

     

仕事の中で印象的なのは、カットをやりとりする際に使われるカット袋(カットを構成するための色々な原図を入れるための袋)を開ける瞬間でしょうか。
人が描いた絵を初めて目にする出会いの瞬間は、入社した時から今に至るまでずっと特別な一瞬です。
作画の最終目的としては、もちろん観てくれる方々に届けることを第一としています。
ですが完成途中のものであっても、やっぱり人の描いたものに圧倒されたり、感動したり、逆に自分が同じスタッフにそう思ってもらえるものを描きたいなあ、と思うのです。
良い物を見たという出会いを積み重ね、やがてそれが一つの完成品として形になることを願ってやまない日々でした。