えむえむ

古い町並み

  • えむえむ
  • 2021年04月15日

 今現在、住んでいる場所で普段から生活しているとなかなか気付けない事があります。ふと思い返すと周りの住宅群が一世紀以上ほど変化がないという事実です。古いものでは江戸時代からあるもの、明治や大正時代の家々がそれなりに残っているようです。

 最近特に静かに驚くのですが、こういった家々を鑑賞するためでしょうか、
観光客がちらほら見る事が出来るようになりました。土曜や日曜の朝、寝ていると家前の道路から数名の話し声が聞こえてきて「おや?」となるわけです。「この家は古いな!すごいな!」といった声がするのです。思い思いにカメラを構えて家並みを撮っていらっしゃいます。春になると桜並木のスポット目当てで急に賑やかになるのはずいぶん慣れましたがこういった家並みを目的に来られるのはここ最近増えつつあり驚いています。

 私自身も少し調べてみますとやはり100年くらいは大きな差は無いようです。我が家自身は昭和40年代にはまだ土間や釜があり、薪をくべてお風呂をわかすタイプのものを使っていました。どんどんスピード感が増して街並みが変化する中、昔ながらの古い町並みも決して悪くはなく、ただ「新しい+古い」というだけで大きな問題は実のところなかったというのが私自身の純粋な気持ちです。